アニメ『逃げ上手の若君 第二期』第十六回(第16話)「愛の戦士!信濃仮面」
海外では「国司が本物の戦車を持ち出しただと!?」や「神輿ドリフトにはやられた(笑)」など、今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『逃げ上手の若君 第二期』第16話 海外の反応と哲学的考察|神輿ドリフトにはヤラれた(笑)
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Sadamune’s giant eye in the background while they were riding in the woods… that shit got me”
森の中を馬で走っているとき、背景に小笠原貞宗の巨大な目があったの……あれにはやられた。
“The mikoshi being used as a vehicular weapon is wild, the way those guys were in uniform sliding across the dirt without faltering says a lot about the stability of their core muscles lol. I’m curious to see how they’ll take care of that.”
神輿を車両兵器として使ってるのがヤバすぎる。
あいつらが隊列を崩さずに土の上を滑っていくところを見ると、体幹がどれだけ安定してるのかよく分かる(笑)。
あれをどうやって攻略するのか気になるな。
“Haven’t had my mouth agape at an anime for a long time, but that drifting mikoshi got me. So ridiculous, but it actually working out and being a threat had me saying wtf along with the characters. Love it when an anime can have two clashing tones and make it work.”
アニメを見て口をあんぐり開けたのなんて久しぶりだけど、あの神輿ドリフトにはヤラれた(笑)
あまりにも馬鹿げてるのに、本当に機能して脅威になってるから、登場人物たちと一緒に「何だこれ!?」ってなったよ。
相反する二つの雰囲気を同時に成立させるアニメって大好きだ。
“That giant Sadamune eyeball in the background behind the bushes watching Tokiyuke sure was freaky as hell. lol”
茂みの向こうから北条時行を見ていた、小笠原貞宗の巨大な目玉がマジで不気味すぎた(笑)。
“If one single Mikoshi carrier survives this battle I won’t be capable to take seriously this Anime military anymore.”
この戦いで神輿の担ぎ手が一人でも生き残ったら、もうこのアニメの軍事描写を真面目に受け止められないぞ。
“I thought I was seeing things at first lol.”
最初は自分の目がおかしくなったのかと思った(笑)。
“No way the Kokushi brought out an actual tank. Does he have enough dudes to power it though? The ones he brought looked pretty overheated by the end.”
まさか国司が本物の戦車を持ち出してくるとは。
でも、あれを動かし続けるだけの人数はいるのか?
連れてきた奴ら、最後にはかなりオーバーヒートしてたぞ。
“My 1st time seeing a Mikoshi, a very powerful weapon but I wouldn’t want to be one of those men having to move it around.”
神輿を見るのはこれが初めてだ。
ものすごく強力な兵器だけど、あれを担いで動き回る男たちの一人にはなりたくないな。
笑い・ユーモア系
“Need a clip of them drifting the palanquin, lmao.”
あいつらが神輿でドリフトしてるところだけ切り抜いた動画が欲しい(笑)。
“A tank drift to rival GuP’s!”
『ガールズ&パンツァー』にも負けない戦車ドリフトだ!
“Sadamune’s 👀 keeps being the best gag of the anime”
小笠原貞宗の「👀」は相変わらずこのアニメ最高のギャグだな。
“Bro brought a tank to a feudal battle lmao”
こいつ、封建時代の戦場に戦車を持ってきやがった(笑)。
“Im here early so i gotta tell yall to listen to the 3 Generals version of the ED its so hilariously good”
早めに来たからみんなに言っておく。
三大将バージョンのEDを聴いてくれ。
笑えるくらい最高だから。
“Mochizuki father-daughter relationship is pretty wholesome ~~putting aside the fact that he nearly broke her ribs~~”
望月重信と亜也子の父娘関係、かなり微笑ましいよな。
亜也子の肋骨を折りかけたことは置いておくとして。
“Mochizuki believing hugs that breaks bones is a good way to get stronger is a very concerning mindset to have lol.”
骨が折れるほど抱きしめることが強くなるための良い方法だと思ってる望月重信、かなり心配になる考え方してる(笑)。
“Thankfully, we have Yorishige to save the day, with his anachronistic antics again this time with his Kamen Rider imitation. Even Sadamune could tell it was him behind the mask, but he could not prove it. (And Sadamune even made that Bocchi face LMAO)”
ありがたいことに、今回も諏訪頼重が時代錯誤な行動で窮地を救ってくれた。
今度は仮面ライダーの真似までしてる。
小笠原貞宗ですら仮面の中身が諏訪頼重だと分かっていたのに、証明することができない。
しかも小笠原貞宗、『ぼっち・ざ・ろっく!』みたいな顔までしてたぞ(笑)。
深い考察系
“Personally I think the fact we dont know anything about that time period is holding it back a bit But man do I love this show”
個人的には、俺たちがこの時代についてほとんど何も知らないことが、この作品の人気を少し妨げてるんじゃないかと思う。
でも本当にこの作品が大好きだ。
“Even when is very comedic, this is a series about a historical figure. And one not very famous in the west.”
かなりコメディ色が強くても、これは歴史上の人物を描いた作品なんだよな。
しかも西洋ではあまり有名ではない人物だ。
“I think Cloverworks is giving into all their intrusive thoughts this season more than last. And I love that for them. Give me the random video game sequences. The puppet shows. The random live action moments. The ED being straight out of a 90’s romcom. The conintuous use of film grain and subtle film projection shudder. Get super duper weird with it. It’s part of the season why this is one of the most underrated anime of the last few years.”
今シーズンのCloverWorksは、前シーズン以上に頭に浮かんだ突飛なアイデアを全部ぶち込んでる気がする。
そして俺はそれが大好きだ。
突然のゲーム映像も、人形劇も、唐突な実写ももっとやってくれ。
90年代のラブコメから飛び出してきたようなEDも、フィルムグレインや映写機みたいな細かな揺れを使い続けてるのも最高だ。
もっともっと変なことをやってくれ。
ここ数年で最も過小評価されているアニメの一つだと思う理由の一つが、まさにそこなんだ。
“I don’t understand how the show is not as popular in the west as it is in Japan I think it’s amazing”
日本ほど西洋で人気がない理由が理解できない。
俺は本当に素晴らしい作品だと思う。
“Like father, like daughter, we see with Ayako and General Mochizuki . Well thankfully he is alive although he doesn’t seem to be the best at communicating his plans. We know from S1 that Fubuki is excellent at strategy and tactics, but so is Shizuku. Which makes sense as she is an extension of Yorishige. It shows how valuable she is among Tokiyuki’s retainers. I like seeing the moves from Sadamune. Of course in a real battlefield your enemy won’t be sticking to one spot. For Sadamune he knows Chojumaru is a more important figure than both Tokiyuki and Yorishige have let on to him. Thankfully Yorishige was around to support when the kids got caught.”
亜也子と望月重信を見てると、まさにこの父にしてこの娘だな。
とにかく望月重信が生きていて良かったけど、自分の作戦を伝えるのはあまり得意じゃないみたいだ。
第一期から吹雪が戦略や戦術に優れていることは分かっていたけど、雫も同じくらい優秀だ。
諏訪頼重を支える存在なんだから、それも納得できる。
北条時行の郎党の中で、雫がどれだけ価値のある存在なのかがよく分かる。
小笠原貞宗が手を打ってくるところも好きだ。
当然だけど、本物の戦場では敵が一か所にじっとしてくれるわけじゃない。
小笠原貞宗は、長寿丸が北条時行や諏訪頼重から聞かされている以上に重要な人物だと気づいている。
子供たちが捕まったとき、諏訪頼重が援護に来てくれて本当に良かった。
“I wonder how they’re gonna breach that box with the creep in it? Man’s practically got himself a mobile fortress and this is the most decisive battle…”
あの気味の悪い奴が入ってる箱を、どうやって突破するんだろう?
あいつ、ほとんど移動要塞を手に入れたようなものだぞ。
しかもこれが一番重要な戦いだというのに……。
“There it is! The people powered tank that is the mikoshi. Very stable. Very surefooted. Very insane way, is it driving or just maneuvering, to make that thing move around. Kinda dark in there too.”
出たぞ!
人力戦車こと神輿だ。
ものすごく安定していて、足取りも確かだ。
あれを走らせてると言うべきなのか、操縦してると言うべきなのか分からないけど、とにかく狂った動かし方だ。
中もかなり暗そうだな。
“I’ll give it to that governor, managing to convert what is normally a comfy palanquin for aristocrats into an armoured mobile fortress.”
あの国司のことは認めるよ。
普通なら貴族が快適に乗るための乗り物を、装甲付きの移動要塞に改造してしまったんだからな。
“i like how one of the cherished allies he thinks of is the psychopath who cuts off ears and noses.”
大切な仲間たちを思い浮かべてる中に、耳や鼻を切り落とすサイコパスまで入ってるのが好きだ。
感動・共感系
“I also really liked the conversation between Tokiyuki and Yorishige. Of course Yorishige cares about Tokiyuki’s safety, as even being a messenger carries risk. However here we see the growth Tokiyuki has gone through since the start of the series. He wants to be useful and make a difference in this fight after seeing everyone fighting hard. I love how Yorishige responds to this request from Tokiyuki.”
北条時行と諏訪頼重の会話も本当に良かった。
もちろん諏訪頼重は北条時行の安全を心配している。
伝令役だって危険だからな。
でもここでは、物語の最初から北条時行がどれほど成長したのかが分かる。
みんなが必死に戦っている姿を見たからこそ、自分も役に立ち、この戦いに貢献したいと思っているんだ。
そんな北条時行の願いに対する諏訪頼重の返答が大好きだ。
“I really enjoy seeing Yorishige having fun, but it’s also sweet to see his serious side too.”
楽しそうにしている諏訪頼重を見るのも大好きだけど、真剣な一面を見られるのもいいよね。
“The father/son moment between Tokiyuki and Yorishige was sweet. Same for Ayako’s dad cracking her ribs. Nice to see Shizuku strut her stuff too. I love the shogi imagery for Tokiyuki and Sadamune making their moves. And the puppets!”
北条時行と諏訪頼重の父と息子みたいな場面がすごく良かった。
亜也子の父親が彼女の肋骨を砕きかけるところも同じ意味で良かったよ。
雫が実力を発揮するところを見られたのも嬉しい。
北条時行と小笠原貞宗がそれぞれ手を打つ様子を将棋で表現していたのも大好きだ。
あと人形劇も!
“I was worried about Ayako’s father last time but everything is all fine and dandy, that scene was pretty entertaining.”
前回は亜也子の父親が心配だったけど、全部無事で良かった。
あの場面はかなり面白かったよ。
“I came rushing to this thread assuming the comment count would be in the 100s. I’m surprised to only see 24 comments so far. Another strong episode from “Elusive Samurai”, so fun.”
コメントが何百件も付いてると思って急いでこのスレッドに来たんだけど、まだ24件しかないことに驚いた。
『逃げ上手の若君』、今回も素晴らしいエピソードだった。
本当に楽しい。
“The manga in r/manga was also more niche in terms of discussion. Kind of hoped there’d be more discussion here especially considering it’s Umehara’s production line in Cloverworks. (Same as Dress Up Darling and Bocchi.)”
原作漫画もr/mangaではかなりニッチな扱いで、あまり議論されてなかったんだよな。
CloverWorksの梅原翔太さんの制作ラインだということを考えると、ここではもっと盛り上がってほしかった。
『その着せ替え人形は恋をする』や『ぼっち・ざ・ろっく!』と同じラインなのに。
“Its a great series, but not that popular, such a shame.”
素晴らしいシリーズなのに、そこまで人気がない。
本当にもったいないよ。
“Fear not, for the Shinano Mask is here! You think he made the antler hat just for this, or did he already have one lying around? It’s just fun. The yarn doll, which very adorable, the shogi board. I really enjoyed the Shizuku bits, I get what they’re going for there.”
恐れるな、信濃仮面が来たぞ!
あの角付きの被り物、このためだけに作ったのかな?
それとも前から持ってたんだろうか?
とにかく楽しい。
すごく可愛い毛糸の人形も、将棋盤も良かった。
雫の場面も本当に楽しめたし、あそこで何を表現しようとしているのかもよく分かったよ。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回とりわけ海外ファンを驚かせていたのが、戦場を縦横無尽に駆け回る神輿と、突如として現れた信濃仮面でした。
一方で、北条時行が自ら伝令として戦いに関わろうとする姿や、諏訪頼重との関係、雫の軍略に注目する声も多く見られました。
歴史上の戦乱を描きながら、極端なギャグや現代的な演出を大胆に混在させる『逃げ上手の若君』ならではの作風そのものについて考えるコメントも印象的です。
今回は、そんな海外の反応から「成長」「遊び」「戦略」という三つのテーマを少し深掘りしてみましょう。

哲学から見るアニメ『逃げ上手の若君 第二期』
「自分で戦いに関わるという選択」サルトルの実存主義
“I also really liked the conversation between Tokiyuki and Yorishige. Of course Yorishige cares about Tokiyuki’s safety, as even being a messenger carries risk. However here we see the growth Tokiyuki has gone through since the start of the series. He wants to be useful and make a difference in this fight after seeing everyone fighting hard. I love how Yorishige responds to this request from Tokiyuki.”
北条時行と諏訪頼重の会話も本当に良かった。
もちろん諏訪頼重は北条時行の安全を心配している。
伝令役だって危険だからな。
でもここでは、物語の最初から北条時行がどれほど成長したのかが分かる。
みんなが必死に戦っている姿を見たからこそ、自分も役に立ち、この戦いに貢献したいと思っているんだ。
そんな北条時行の願いに対する諏訪頼重の返答が大好きだ。
このコメントが注目しているのは、北条時行がただ守られる存在ではなく、自ら危険を引き受けて戦いに関わろうとする変化です。
この姿は、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルが論じた実存主義の「選択」と「責任」という考え方から見ることができます。
サルトルは、人間には最初から完成された本質が与えられているのではなく、自ら行う選択や行為によって自分自身を形作っていくと考えました。
北条時行は生まれによって重要な立場を背負っていますが、それだけで彼がどのような人間になるかまで決まるわけではありません。
今回、仲間たちが命を懸けて戦う姿を見た北条時行は、自分も役に立ちたいと考え、自ら伝令という役割を選びます。
そこには「若君だから守られる」という立場だけに留まらず、自分自身の行為によって仲間との関係を築こうとする姿があります。
危険があることを理解したうえで、それでも自分の役割を選択する。
その積み重ねこそが、北条時行という人物を少しずつ作り上げていると考えることができます。
参考哲学者
・ジャン=ポール・サルトル「人間はあらかじめ決められた本質ではなく、自らの選択と行為によって自己を形作っていくと考えた。」
「戦争と遊びが同居する世界」ホイジンガのホモ・ルーデンス
“Haven’t had my mouth agape at an anime for a long time, but that drifting mikoshi got me. So ridiculous, but it actually working out and being a threat had me saying wtf along with the characters. Love it when an anime can have two clashing tones and make it work.”
アニメを見て口をあんぐり開けたのなんて久しぶりだけど、あの神輿ドリフトにはやられた。
あまりにも馬鹿げてるのに、本当に機能して脅威になってるから、登場人物たちと一緒に「何だこれ!?」ってなったよ。
相反する二つの雰囲気を同時に成立させるアニメって大好きだ。
このコメントが面白いのは、神輿ドリフトを「馬鹿げたギャグ」として笑いながら、同時に「本当に脅威となる兵器」として受け止めている点です。
こうした遊びと真剣さの関係を考えるうえで参考になるのが、オランダの歴史家・文化史家ヨハン・ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』です。
ホイジンガは、人間の文化を理解するうえで「遊び」が極めて重要な要素であると考えました。
遊びは単なる暇つぶしではなく、一定のルールや秩序を持ち、文化や社会の形成にも深く関わっていると論じています。
第16話の神輿はまさに奇妙な存在です。
見た目や動きだけなら完全にギャグなのに、戦場のルールの中では実際に機能する移動要塞となっています。
さらに信濃仮面、人形、将棋盤といった表現も加わり、深刻な戦争の状況そのものが様々な「遊び」の形式によって描き直されていきます。
だからこそ視聴者は笑いながらも、戦況の緊張感を失わずに物語を見ることができます。
海外コメントが指摘した「二つのぶつかり合うトーンが成立している」という感覚は、『逃げ上手の若君』が遊びと真剣勝負を切り離さず、一つの世界の中に共存させていることから生まれているのかもしれません。
参考哲学者・思想家
・ヨハン・ホイジンガ「『ホモ・ルーデンス』において、遊びを人間文化の形成に関わる重要な要素として論じた。」
「戦場を盤面として見る」孫子の戦略思想
“Like father, like daughter, we see with Ayako and General Mochizuki . Well thankfully he is alive although he doesn’t seem to be the best at communicating his plans. We know from S1 that Fubuki is excellent at strategy and tactics, but so is Shizuku. Which makes sense as she is an extension of Yorishige. It shows how valuable she is among Tokiyuki’s retainers. I like seeing the moves from Sadamune. Of course in a real battlefield your enemy won’t be sticking to one spot. For Sadamune he knows Chojumaru is a more important figure than both Tokiyuki and Yorishige have let on to him. Thankfully Yorishige was around to support when the kids got caught.”
亜也子と望月重信を見てると、まさにこの父にしてこの娘だな。
とにかく望月重信が生きていて良かったけど、自分の作戦を伝えるのはあまり得意じゃないみたいだ。
第一期から吹雪が戦略や戦術に優れていることは分かっていたけど、雫も同じくらい優秀だ。
諏訪頼重を支える存在なんだから、それも納得できる。
北条時行の郎党の中で、雫がどれだけ価値のある存在なのかがよく分かる。
小笠原貞宗が手を打ってくるところも好きだ。
当然だけど、本物の戦場では敵が一か所にじっとしてくれるわけじゃない。
小笠原貞宗は、長寿丸が北条時行や諏訪頼重から聞かされている以上に重要な人物だと気づいている。
子供たちが捕まったとき、諏訪頼重が援護に来てくれて本当に良かった。
今回の戦いでは、単純な武力だけではなく「情報を得て、相手の動きを読み、次の一手を決めること」が重要になっています。
こうした戦略の考え方と強く結びつく思想家が、中国古代の兵法家孫子です。
『孫子』では、敵と自軍の状況を把握し、情報や地形、勢いなどを利用しながら有利な状況を作り出すことが重視されています。
今回の北条時行たちも、各地を移動して情報を伝えることで、離れた戦場を一つにつなげようとしています。
そして「北」の砦を失ったという情報を受け、雫はそれまでの前提に固執するのではなく、新しく得た情報を材料に次の策を考えます。
一方、小笠原貞宗もまた受け身ではありません。
海外コメントが指摘するように、敵は同じ場所に留まってくれるわけではなく、相手もこちらを観察して次の手を打ってきます。
将棋盤を思わせる演出が印象的なのも、戦場が単なる力比べではなく、互いに情報を読み合いながら「次の一手」を選ぶ場として描かれているからでしょう。
雫の価値が際立つのも、まさにこの情報と判断が勝敗を左右する状況だからこそです。
参考哲学者・思想家
・孫子「『孫子』において、敵味方の状況把握や情報、地形などを利用し、有利な条件を作る戦略の重要性を説いた。」
まとめと感想
『逃げ上手の若君 第二期』第十六回(第16話)「愛の戦士!信濃仮面」は、シリアスな戦況と、とんでもないギャグが同時に押し寄せる『逃げ上手の若君』らしさ全開のエピソードでした。
海外の反応で特に盛り上がっていたのは、やはり神輿を移動要塞のように扱う国司側の戦法です。
「戦車」「神輿ドリフト」と表現するコメントが相次ぎ、その異様な光景に衝撃を受けた海外ファンが多かったことが伝わってきます。
また、小笠原貞宗の巨大な目や信濃仮面といったギャグへの反応だけではなく、北条時行の成長、諏訪頼重との関係、雫の軍略を評価する声も印象的でした。
戦場で誰より強い者だけが価値を持つのではなく、情報を運ぶ者、策を考える者、相手の動きを読む者、それぞれが異なる形で戦いに貢献していく。
そうした役割の違いが描かれたことも、今回の見どころの一つだったのではないでしょうか。
さらに海外では、日本史に馴染みがないことが作品の海外人気に影響しているのではないかという意見もありました。
その一方で、ゲーム、人形劇、実写的表現、将棋、時代錯誤なパロディなどを自由に組み合わせる映像表現そのものを高く評価する声もあります。
歴史を題材にしながら、歴史作品の枠に収まらない奇抜さを見せてくれるところが『逃げ上手の若君』の大きな魅力なのかもしれません。
個人的感想
神輿を初めてみると言ってる海外ニキは、神輿がこう言うものだと認識したんでしょうね(笑)
信州に住んでる私でも、信濃仮面、初めてお目にかかりました(笑)
引き続きこのブログでは第17話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
逃げ上手の若君 関連グッズ
©松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会


