アニメ『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』第5幕「自分との戦い」
海外ではアリシアの壮絶な戦いに驚く声や、ナイエの相変わらずの慌てっぷりを楽しむ声など、今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』第5幕 海外の反応と哲学的考察|毎週息をするのも忘れるような展開だ‼
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“The Headmaster’s face falling off was unexpected! I thought he was just making a scary expression at the end of last week’s episode, but it’s pretty obvious that the Headmaster isn’t even human anymore.”
学長の顔が剥がれ落ちたのは予想外だった!
先週のラストでは、ただ恐ろしい表情をしているだけだと思ってたけど、学長がもう人間ですらないことはかなり明白だな。
“So Vordin is just gonna show up like that, huh? I thought the kids weren’t aware of where their powers come from because they lose their memories after they pass the trial, but I guess they do know who has given it to them.”
ヴォーデイン、そんな普通に姿を現すのかよ?
試練を通過すると記憶を失うから、生徒たちは自分たちの力がどこから来たのか知らないんだと思ってた。
でも、誰から力を与えられたのかは分かってるみたいだな。
“Alicia letting the carnivorous plant eat power so she can escape was pretty fucking metal! It is insane what this woman has to go through.”
アリシアが逃げるために食虫植物に力を食わせるの、めちゃくちゃロックだった!
この女が毎回くぐり抜けなきゃならない目に遭ってること、本当にイカれてるよ。
“That beat down was fucking brutal. I honestly didn’t even expect that Alicia is actually in the middle of her own trial. I thought Vordin was just tormenting her.”
あのボコられ方はマジで凄惨だった。
正直、アリシア自身が試練の真っ最中だったとは全然思ってなかったよ。
ヴォーデインがただ彼女を苦しめてるだけだと思ってた。
“Well fuck. Just when Alicia finally made it out, she gets trapped again. Andrew can go ahead and behead her though—Klen can just put her back together again!”
うわ、マジかよ。
アリシアがようやく脱出できたと思ったら、また捕まっちまった。
まあアンドリューはそのまま首を刎ねてもいいぞ。
クレンならまたくっつけてくれるだろ!
“Oh shit, the plot thickens! The fact that she actually managed to gain a crest and her power charges the more she suffers was such a plot twist.”
うわ、話が一気に面白くなってきた!
アリシアが本当に紋を手に入れて、しかも苦しめば苦しむほど力が蓄積されるなんて、とんでもないどんでん返しだった。
“Bro got so mad his face started falling off! Maybe he’s one of Vordin’s dark beast servants disguised as a human.”
ブチギレすぎて顔が剥がれ落ち始めてるじゃねえか!
もしかしたら、人間に化けたヴォーデインの魔獣の僕なのかもしれないな。
“I really like the implication that Alicia turned into a small rat because her trial was about confronting her feelings of inferiority and her doubts.”
アリシアが小さなネズミになったのは、彼女の試練が自分自身の劣等感や疑念と向き合うものだったから、という示唆がすごく好きだ。
笑い・ユーモア系
“There was not much of Naie in this episode, but nonetheless she’s hilarious and I love her so much, especially since pretty much every time I hear her voice, I see Kumiko from Hibike Euphonium!”
今回はナイエの出番があまり多くなかったけど、それでもやっぱり面白すぎるし大好きだ。
特に彼女の声を聞くたび、ほとんど毎回『響け!ユーフォニアム』の久美子が頭に浮かんでくる!
“I wonder what Naie’s plan is now that she has been sent to fight Klen, something that she definitely doesn’t want to do now or ever, hahaha!”
クレンと戦うよう送り出されてしまったナイエが、これからどうするつもりなのか気になるな。
今もこれから先も、絶対にやりたくないことだろうけどな、ハハハ!
“Just as everyone guessed last week, Klen was getting bored of all this skullduggery and created the tower to speed things up as well as give Alicia the distraction she needs to escape. See Alicia, he DOES care! xD”
先週みんなが予想してた通り、クレンはこの陰謀だらけの状況に飽きて、話を早く進めるために塔を作ったんだな。
しかもアリシアが脱出するための隙まで作ってやった。
ほらアリシア、ちゃんと気にかけてくれてるじゃないか! xD
“The fact that Alicia unlocked a crest and her power charges the more she suffers is hilarious! Perfect ability for someone whose daily life is pure pain.”
アリシアが紋を獲得して、苦しめば苦しむほど力が溜まるっていうのが笑える!
日常そのものが苦痛みたいな人間には完璧な能力じゃないか。
“Watch the comic relief character become super crucial to the plot though lol. Girl hiding state secrets in her amnesia!”
こういうコメディ担当のキャラに限って、後でストーリーの超重要人物になるんだよな(笑)。
記憶喪失の中に国家機密を隠してる女!
“What makes Naie hilarious is her self-awareness of how she knows that she knows too much and that’s what’s causing her mental breakdown.”
ナイエが面白いのは、自分が知りすぎてしまったことを本人がちゃんと分かっていて、それが原因で精神崩壊しかけてるところなんだよ。
“If you can’t beat them (and can’t run away, either): join them. — Naie. =)”
勝てないなら、そして逃げることもできないなら、仲間になれ。
ナイエ。 =)
“Naie’s survival strategy of pure panic and compliance is the most relatable thing in this dark fantasy nightmare.”
ひたすらパニックになって相手に従うというナイエの生存戦略、この悪夢みたいなダークファンタジーの中で一番共感できるわ。
深い考察系
“Now that Alicia has a crest, does that mean she now has both powers from Clevatess and Vordin? It would be amazing if this leads to Alicia eventually getting powers from Zavathier and Rathwell.”
アリシアが紋を手に入れたってことは、今の彼女はクレバテスとヴォーデイン、両方から得た力を持っているってことなのか?
この流れで最終的にザフティエとラスウェルの力まで手に入れたら最高だな。
“I suppose crests are supposed to be blue and Vordin’s influence turns them purple-ish. Considering the amount of painful shit Alicia goes through on a regular basis, an ability that lets her turn pain into power is perfect.”
本来、紋は青色で、ヴォーデインの影響を受けると紫っぽくなるんじゃないかな。
アリシアが普段からどれだけ痛い目に遭っているかを考えると、痛みを力へ変換できる能力は彼女にぴったりだ。
“It’s a good callback to what Klen told Alicia in Season 1: ‘I told you to never stop being a Hero.’ Her enduring spirit is what allows her to withstand dark beast trials.”
1期でクレンがアリシアに言った「勇者であることをやめるな」という言葉への良い振り返りになっている。
彼女の折れない精神こそが、魔獣の試練に耐え抜くことを可能にしているんだ。
“She remembers a mirror from when she got her magic gemstone implanted and recognized the Book of Toah. The lore drops around the origin of the crests and dark beasts are escalating fast.”
彼女は魔結晶を埋め込まれたときの鏡を覚えていて、トアの書にも気づいた。
紋や魔獣の起源をめぐる世界観の情報が、一気に増えてきてるな。
“Klen had pretty much nothing to do today because he operates on a grander cosmic scale, respecting Alicia’s individual trial while manipulating the entire academy structure.”
今回クレン自身はほとんど何もしていない。
彼はもっと大きなスケールで動いていて、アリシア個人の試練には手を出さずに尊重しながら、神学校全体の構造を動かしているんだ。
“The contrast between Vordin’s coercive, pain-inducing trial and Clevatess’s demanding yet growth-oriented pact highlights the different philosophies among the Dark Beasts.”
ヴォーデインの強制的で苦痛を与える試練と、厳しいながらも成長へと繋がるクレバテスとの契約。
この対比によって、魔獣たちの間にも異なる思想が存在することが際立っている。
“Good on Alicia for figuring out that mirror was a trap. Her sharp battle instincts honed through constant death and revival saved her from complete corruption.”
あの鏡が罠だと見抜いたアリシアはさすがだ。
何度も死と蘇生を経験して磨かれた鋭い戦闘勘が、完全に取り込まれることから彼女を救ったんだ。
“The psychological horror of facing one’s own inferiority complex made physical form grounds this fantasy action in genuine character study.”
自分自身の劣等感が実体を持ったものと向き合うという心理的恐怖によって、このファンタジーアクションが本格的な人物描写として地に足のついたものになっている。
感動・共感系
“I do appreciate how confident Klen is of Alicia’s ability and actually respects her despite how he treats her. Their dynamic is so weirdly compelling.”
クレンがアリシアの能力をものすごく信頼していて、あんな扱い方をしているくせに、実際には彼女をちゃんと評価しているところが好きだ。
この二人の関係性は妙に惹きつけられるものがある。
“She has broken her ribs but still managed to get out of that basement. Her sheer force of will to keep fighting no matter how broken her body is makes her one of the most badass heroines in anime.”
肋骨が折れているのに、それでもあの地下室から脱出したんだぞ。
身体がどれだけボロボロになっても戦い続ける、あの圧倒的な意志の強さ。
アリシアはアニメ史上最高にカッコいいヒロインの一人だよ。
“I’m looking forward to seeing if she’ll manage to deal with Andrew herself or if one of Klen’s dark beasts will save her. Every week leaves me breathless.”
アリシアが自分でアンドリューをどうにかするのか、それともクレン側の魔獣が助けに来るのか楽しみだ。
毎週息をするのも忘れるような展開だよ。
“The animation for Alicia’s trial and the eerie atmosphere of the academy basement was executed so masterfully.”
アリシアの試練のアニメーションと、神学校の地下に漂う不気味な雰囲気の演出は本当に見事だった。
“Seeing Alicia never give up on her humanity even when subjected to literal demonic torture is profoundly moving.”
文字通り悪魔のような拷問を受けても、アリシアが自分の人間性を決して手放さない姿には心を動かされる。
“This episode balanced terrifying body horror, dark fantasy lore, and Kumiko-voiced comedic panic so seamlessly!”
恐ろしいボディホラー、ダークファンタジーの世界観、そして久美子ボイスのコミカルなパニック。
今回のエピソードは、それら全部を驚くほど自然に両立させていた!
“I love how this show treats pain and trauma not just as cheap shock value, but as something the protagonist genuinely struggles against and overcomes.”
この作品が痛みやトラウマを、単なる安っぽいショッキングな演出として扱っていないところが好きだ。
主人公が本気でそれと戦い、乗り越えていくものとして描いている。
“The moment Alicia stood up despite her broken ribs gave me absolute goosebumps. What an incredible episode!”
肋骨が折れているのにアリシアが立ち上がった瞬間、鳥肌が立ったよ。
なんて凄いエピソードなんだ!
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回はアリシアが受ける壮絶な試練と、その中で新たな力を獲得する展開に多くの海外ファンが注目していました。
特に、どれだけ身体を傷つけられても立ち上がるアリシアの精神力を称賛する声が目立ちます。
一方で、自身の劣等感と向き合う「自分との戦い」という構図や、痛みそのものが力へ変わる能力について深く考察するコメントもありました。
少し深掘りしてみましょう。

哲学から見るアニメ『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』
「自分自身との戦い」ユングの影
“The psychological horror of facing one’s own inferiority complex made physical form grounds this fantasy action in genuine character study.”
自分自身の劣等感が実体を持ったものと向き合うという心理的恐怖によって、このファンタジーアクションが本格的な人物描写として地に足のついたものになっている。
このコメントから連想されるのが、スイスの精神科医・心理学者カール・グスタフ・ユングが論じた「影(シャドウ)」という考え方です。
ユング心理学における影とは、自分自身が認めたくない性質や感情、欲望など、意識から遠ざけられた自己の側面を指します。
つまり「自分ではない何か」ではなく、否定したいけれど確かに自分の内側に存在しているものです。
今回のアリシアにとって重要なのは、外から襲いかかる敵だけではありません。
海外コメントでも指摘されているように、自分自身の劣等感や疑念と向き合うことが試練の核心として描かれています。
だからこそ第5幕のサブタイトルである「自分との戦い」が大きな意味を持ちます。
本当に倒すべき相手は、単純な外敵だけではなく、自分の中に存在する「自分にはできない」「自分は弱い」という否定的な自己像でもあるのです。
影を完全に消し去るのではなく、それもまた自分の一部として認識しながら前へ進む。
アリシアの試練は、敵を倒す強さだけでは測ることのできない「自己と向き合う強さ」を描いたものとして見ることができます。
「苦痛を力へ変える」ニーチェと自己超克
“I suppose crests are supposed to be blue and Vordin’s influence turns them purple-ish. Considering the amount of painful shit Alicia goes through on a regular basis, an ability that lets her turn pain into power is perfect.”
本来、紋は青色で、ヴォーデインの影響を受けると紫っぽくなるんじゃないかな。
アリシアが普段からどれだけ痛い目に遭っているかを考えると、痛みを力へ変換できる能力は彼女にぴったりだ。
アリシアが獲得した、痛みを蓄積して攻撃へ転嫁する力は、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの思想に見られる「自己超克」を連想させます。
ニーチェの思想では、人間は現在の自分に留まり続けるのではなく、自分自身を乗り越え、新たな価値を生み出していく存在として捉えられます。
ここで重要なのは、苦痛そのものが自動的に人間を強くするという単純な話ではありません。
苦しみにどう向き合い、それを自分の生へどのように組み込むのかという姿勢が問われます。
アリシアはこれまで何度も身体を破壊され、それでも立ち上がってきました。
そして今回、その痛みが文字通り「力」として蓄積される能力を手にします。
これは彼女が受けてきた苦痛そのものを肯定するというより、苦痛によって自分の生き方を決定されることを拒み、それさえも前進する力へ変えていく姿として読むことができます。
傷つけられたから終わるのではなく、傷つけられた状態から「次にどうするのか」を自分で選ぶ。
アリシアの強さは肉体の頑丈さではなく、この自己超克を何度でも繰り返せるところにあるのかもしれません。
「それでも勇者であり続ける」サルトルの実存主義
“It’s a good callback to what Klen told Alicia in Season 1: ‘I told you to never stop being a Hero.’ Her enduring spirit is what allows her to withstand dark beast trials.”
1期でクレンがアリシアに言った「勇者であることをやめるな」という言葉への良い振り返りになっている。
彼女の折れない精神こそが、魔獣の試練に耐え抜くことを可能にしているんだ。
このコメントから考えられるのが、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの実存主義です。
サルトルは、人間には最初から決められた本質が存在し、それに従って生きるのではなく、自らの選択と行為によって「自分が何者であるか」を作っていくと考えました。
アリシアにとって「勇者」という言葉も、単なる称号として考えるだけでは足りません。
どれほど追い詰められても立ち上がり、自分が勇者としてどう行動するのかを選び続けることによって、アリシア自身がその意味を作り続けています。
身体が傷ついていることも、恐怖を抱いていることも、彼女が勇者であることを自動的に否定するものではありません。
むしろ、逃げ出したくなる状況の中でもなお何を選択するかによって、その人間が何者なのかが示されます。
「勇者であることをやめるな」という言葉は、勇者という肩書きを守れという命令ではなく、「自分が勇者だと思う生き方を選び続けろ」という問いとして捉えることもできます。
今回のアリシアは、誰かから勇者だと認定されること以上に、自分自身の行為によって勇者であり続ける姿を見せたのではないでしょうか。
まとめと感想
『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』第5幕は、サブタイトルの「自分との戦い」という言葉がアリシアの試練そのものを表しているようなエピソードでした。
海外の反応でも、アリシアが受けるあまりにも壮絶な苦痛への驚きと、それでも立ち上がる彼女の精神力を称賛するコメントが数多く見られました。
特に印象的なのは、今回の戦いが単純に強大な敵を倒すための戦いではなく、アリシア自身の劣等感や疑念とも向き合う試練として受け取られていたことです。
さらに、苦痛を蓄積して力へ変える紋を獲得したことで、これまで何度も過酷な目に遭いながら前へ進んできたアリシアという人物そのものが、能力として表現されたようにも感じられます。
その一方で、クレンは神学校全体を相手に巨大な影の塔を作り上げ、ナイエは相変わらず危険すぎる状況へ巻き込まれていきます。
アリシア自身の試練と、クレンをめぐる神学校の戦いがどのように交わっていくのかも気になるところです。
アリシアはアンドリューとの状況を切り抜けることができるのでしょうか。
そして紋を得た彼女が、これからどのような力を見せてくれるのか注目です。
引き続きこのブログでは第6幕も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
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