アニメ『さよならララ』第4話「姫と王子」
海外では、ララのまっすぐすぎる「王子様」探しや、ひめかと央士の関係、そして大津茉里との少しずつ変わっていく距離感に多くの反応が集まっていました。
一方で、空に浮かぶ不穏な存在やリサの態度についても、かなり気になるコメントが目立つ回でした。
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『さよならララ』第4話 海外の反応と哲学的考察|この作品めちゃくちゃ面白い‼
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Yes, very cool, interpersonal drama and stuff, BUT WHAT THE HECK IS THAT THING IN THE SKY!?!?!”
うん、人間関係のドラマとか色々すごく良かったよ。
でも、空にあるあれは一体何なんだよ!?!?
“A Mermaid has good eye for oysters! And now Lara can even shop for herself! But the big shocker is when she meets Kota and finally gets to hear her sister again. Lara is overjoyed to hear Lisa, even if Lisa isn’t telling her much, but why won’t Lisa see Lara? And why does she rage out in her car? Is this because of Grace?”
人魚は牡蠣を見る目があるんだな!
それに今のララは自分で買い物までできるようになってる!
でも一番の衝撃は、コータに会って、ついにまたお姉ちゃんの声を聞けたことだ。
リサが多くを語ってくれなくても、ララは声を聞けて大喜びしている。
でも、なぜリサはララに会おうとしないんだ?
それに、なぜ車の中であんなに怒っていたんだ?
グレイスが原因なのか?
“Do not miss the after credits scene! Very intrigued by it.
Also, did Lara always have fin-like ears? They were very prominent this episode”
エンドクレジット後のシーンは絶対に見逃すな!
かなり気になる。
それと、ララって前からヒレみたいな耳だったっけ?
今回すごく目立っていたよね。
“When Mari finally agreed to bring Lara to school, I was honestly expecting that to end poorly. It actually ended up going well for Lara! She made friends with Hime and even helped her confess her true feelings to her childhood friend, even if things didn’t work out.”
茉里がついにララを学校へ連れて行くことを認めたとき、正直これは悪い方向に転ぶと思ってた。
でも実際はララにとってうまくいったね!
彼女はひめかと友達になったし、たとえうまくいかなかったとしても、幼なじみに本当の気持ちを告白する手助けまでしたんだ。
“”You two are friends, right?”
One long pause later… “Yeah”
Good thing Lara’s older sister has awoken in the world as well!”
「あなたたち、友達なんでしょ?」
長い沈黙のあと……「うん」。
ララのお姉ちゃんもこの世界で目覚めていて良かったな!
“It’s sad that not everyone gets to be with their prince but it’s really sweet how big of a heart Lara has. Himeka at least got closure. Plus she got a new friend, so there’s that.”
誰もが自分の王子様と結ばれるわけじゃないのは悲しい。
でも、ララの心がどれだけ大きいかが本当に優しくて良かった。
ひめかは少なくとも気持ちに区切りをつけられた。
それに新しい友達もできたし、それはそれで良かったよね。
“Okay, now I’m scared 😢 I’m glad Lisa and Lara got to speak again, but with the ominous fish in the sky, the occasional flash to the star shining, Lisa still staying away from her sister—I’m going to look on the plus side that Lara has made a new friend today!”
よし、今ちょっと怖くなってきた。
リサとララがまた話せたのは嬉しい。
でも空にある不吉な魚、時々映る星の輝き、そしてリサがまだ妹に会おうとしないことを考えると……。
今日はララに新しい友達ができたという良い面を見ることにするよ!
笑い・ユーモア系
“Yes Lara, TV teaches you everything you need to know about romance.”
そうだよララ。
テレビは恋愛について知るべきことを全部教えてくれるんだ。
“In that tv drama they actually buried the prince with his IV drip still in hand lol”
あのテレビドラマ、王子が点滴を手に持ったまま本当に埋葬されてて笑った。
“Ah yes ny favorite show. The prince of soft tennis”
ああ、そうそう。
俺のお気に入り番組だ。
『ソフトテニスの王子様』ね。
“This show is hilarious. The collision between Lara’s overly enthusiastic naivety and Mari’s deadpan nature is just too good.”
この作品めちゃくちゃ面白い。
ララの過剰に情熱的で無邪気なところと、茉里の無表情で淡々とした性格がぶつかるのが本当に最高すぎる。
“I know this show is primarily supposed to be romance/drama but Lara’s shenanigans make the episodes consistently hilarious: her clumsiness, the way she bothers Mari and how she interacts with the world are top tier comedy”
この作品は基本的には恋愛ドラマのはずなんだけど、ララのドタバタのおかげで毎回ずっと笑える。
彼女の不器用さ、茉里を振り回す感じ、世界との関わり方、全部トップクラスのコメディだよ。
“Lara’s image of a prince is from dramas (and her own drama-esque past) and Mari’s image of a prince is from babyfaces in wrestling lol”
ララの王子様像はドラマから来ているんだな。
それと彼女自身のドラマみたいな過去からも。
一方で茉里の王子様像は、プロレスのベビーフェイスから来てるの笑う。
“I love how Mari was even doing jumprope while Lara and Himeka were doing girl talk lol.”
ララとひめかが女子トークしている横で、茉里が普通に縄跳びしてるのが好きすぎる。
深い考察系
“I definitely think this episode has given more support to the idea that Mari is endgame. This is more through indirect and thematic symbolism than anything, though.”
今回のエピソードで、茉里が最終的な相手になるという考えがさらに補強されたと思う。
とはいえ、それは直接的な描写というより、間接的でテーマ的な象徴を通してだけどね。
“Those two are literally named Hime and Ouji, born on the same day, and have the same mole. This must be fate right? NOPE! Because the childhood friend always loses.”
あの二人、文字通りひめかと央士って名前で、同じ日に生まれて、同じほくろまである。
これは運命に違いないだろ?
違うんだよ!
だって幼なじみはいつも負けるからな。
“It’s sad, but having a confirmed “No” is better than tormenting yourself over a possible “Maybe””
悲しいけど、はっきりした「ノー」をもらうほうが、あり得るかもしれない「もしかして」に自分を苦しめ続けるよりはいい。
“So, I guess the mermaids are the only ones who can see the big fish dagger in the sky, right? Because it looked like Lisa and Koto saw it last episode, and Lara seemed surprised that Mari apparently can’t see it.”
つまり、空にある大きな魚の短剣みたいなものは人魚にしか見えないってことかな?
前回リサとコータには見えていたようだったし、茉里には見えていないらしいことにララが驚いていたように見えたから。
“I get the feeling that Lisa may not like humans very much…”
リサは人間のことをあまり好きじゃないのかもしれないって気がしてきた……。
“This feels very much like a template for how her relationship with Luca (the prince’s lookalike) is going to go. You look just like him, we were destined to be together, this is how we can save my people, etc. but it turns out he’s not interested. But that doesn’t mean Lara is hopeless, because he’s not the *only* prince.”
これは、ララとルカ、つまり王子にそっくりな相手との関係がどう進んでいくかのひな形みたいに感じる。
あなたは彼にそっくり、私たちは結ばれる運命だった、これで私の民を救える、みたいな流れになるけど、実は彼は興味がない。
でもそれはララが絶望的だという意味じゃない。
だって、彼だけが王子様じゃないんだから。
感動・共感系
“She’s so serious and straightforward about finding her prince, she managed to make a friend on her first day at school. And icing on the cacke, the friendzoned girl takes her seriously.”
彼女は自分の王子様を探すことに本当に真剣でまっすぐだから、学校に行った初日で友達を作ることに成功したんだ。
しかもおまけに、友達止まりになった女の子が彼女のことをちゃんと真剣に受け止めてくれる。
“Great episode!
Lara’s unique perspective allows for a really interesting exploration of the childhood friend trope. Her motivation speech made me tear up a little.”
素晴らしいエピソードだった!
ララ独自の視点のおかげで、幼なじみというお約束をすごく面白く掘り下げられていた。
彼女の励ましのスピーチで少し泣きそうになったよ。
“(Oh come on why am I seeing my own past in Himeka…)”
ああもう、なんでひめかに自分の過去を見てしまうんだ……。
“Lara getting so absorbed by romantic movies and anime is wholesome. This show is my favorite of the season because her reactions to everything modern is both subdued and crazy at the same time.”
ララが恋愛映画やアニメに夢中になっているのが微笑ましい。
現代のものすべてに対する彼女の反応が、控えめでありながら同時にめちゃくちゃでもあるから、この作品は今期のお気に入りだ。
“Poor Himeka. I think it’s a good thing she was able to confess, especially because they’re around each other all the time, she’ll be able to move on sooner than later.”
かわいそうなひめか。
でも告白できたのは良かったと思う。
特に二人はいつも近くにいるわけだから、遅かれ早かれ、彼女はちゃんと前に進めるはずだ。
“Lara understands the power of communication. Despite losing her voice, she and the Prince were able to understand each other…at least up until the end. But deep down she still wishes she could’ve confessed her feelings to him properly. And she thinks Himeka should do the same.”
ララはコミュニケーションの力を理解している。
声を失っていたにもかかわらず、彼女と王子は互いを理解できていた。
少なくとも最後までは。
でも心の奥では、彼にちゃんと自分の気持ちを告白したかったと思っている。
だからこそ、ひめかにも同じようにしてほしいと思ったんだ。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
第4話では、ララが茉里の学校へ潜り込み、ひめかと央士という「姫」と「王子」のような二人に出会うことで、恋愛や運命について新しい学びを得る回となりました。
海外では、ララの純粋さに笑いながらも、ひめかの失恋や「運命に見えるものが必ずしも恋愛に結びつくわけではない」という展開に共感する声が多く見られました。
また、ララとリサの再接触、空に浮かぶ不穏な存在、リサの複雑な態度にも考察が集まっています。
少し深掘りしてみましょう。

哲学から見るアニメ『さよならララ』
「曖昧な希望から解放される」キルケゴールの不安と選択
“It’s sad, but having a confirmed “No” is better than tormenting yourself over a possible “Maybe””
悲しいけど、はっきりした「ノー」をもらうほうが、あり得るかもしれない「もしかして」に自分を苦しめ続けるよりはいい。
このコメントは、デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールが語った「不安」と「選択」の問題と深く重なります。
キルケゴールにとって不安とは、単なる恐怖ではありません。
それは、人間が無限の可能性を前にしたときに感じる、宙吊りのような感覚です。
「もしかしたら好きでいてくれるかもしれない」という曖昧な希望は、一見すると優しい逃げ場のように見えます。
しかし、その可能性にしがみつき続ける限り、人は自分の人生を前に進める決断を下せません。
ひめかが央士に告白し、明確な答えを受け取ることは、たしかに痛みを伴う出来事でした。
けれど、その「ノー」は、彼女を空虚な可能性の支配から解放するものでもあります。
失恋は終わりではなく、自分自身の足で次の一歩を選び直すための始まりでもある。
ララがひめかの背中を押した行為は、キルケゴール的に言えば、不安の中にとどまり続けるのではなく、選択によって実存を取り戻す行為だったのです。
「運命に見えるものが崩れる」カミュの不条理
“Those two are literally named Hime and Ouji, born on the same day, and have the same mole. This must be fate right? NOPE! Because the childhood friend always loses. And so Lara learns that not every love story has a fairytale ending where the Princess ends up with the Prince and they live happily every after. There is always the possibility of finding a new Prince though, and they are not being subtle about Mari lol.”
あの二人、文字通りひめかと央士って名前で、同じ日に生まれて、同じほくろまである。
これは運命に違いないだろ?
違うんだよ!
だって幼なじみはいつも負けるからな。
そうしてララは、すべての恋物語が、お姫様と王子様が結ばれて末永く幸せに暮らすおとぎ話の結末を迎えるわけではないと学ぶ。
でも、新しい王子様を見つける可能性はいつだってある。
そして茉里について、作品はまったく隠す気がないよね。
このコメントにある「運命に見えるのに結ばれない」という感覚は、フランスの作家・哲学者アルベール・カミュが語った「不条理」そのものです。
ひめかと央士は、名前の響きからして「姫」と「王子」です。
同じ日に生まれ、同じほくろを持ち、周囲から見ても絵に描いたような関係に見える。
ララにとってそれは、おとぎ話のような運命の証に見えたはずです。
しかし現実は、そうした意味づけを簡単に裏切ります。
央士にとってひめかは恋愛対象ではなく、家族のような存在でした。
人間は世界に意味や秩序を求めます。
けれど世界は、その期待に必ずしも応えてくれません。
カミュは、その衝突を「不条理」と呼びました。
第4話のひめかの失恋は、まさに「こんなに運命的なのに、なぜ結ばれないのか」という不条理の経験です。
それでもひめかは、そこで人生を終わらせるのではなく「新しい王子様」を探す可能性へ向かいます。
予定調和が崩れたあとも、なお自分の意味を探し続ける姿に、カミュが見出した人間の反抗と希望が重なって見えるのです。
「相手を運命の型にはめない」レヴィナスの他者論
“I definitely think this episode has given more support to the idea that Mari is endgame. This is more through indirect and thematic symbolism than anything, though.
So, Lara meets someone named “hime” (princess) who she thinks is dating a guy named “ouji” (prince), and they look like the people from the prince movie/anime she wanted to watch. When she talks to Himeka she explains all these coincidences that makes their relationship feel ‘destined’, like them being born on the same date and having the same mole, etc. And during all this, Lara is having flashbacks to her relationship with the prince from long ago.
But then they both find out that Ouji doesn’t like Himeka back. He sees her as family, despite them appearing to be destined. And despite Lara pushing Himeka towards a confession, saying that miracles can happen, he still doesn’t reciprocate. But, the plot twist is that this frees Himeka to find someone else, find ‘another prince’ as she puts it. Then, immediately after we have the scene with Mari calling Lara her friend.
This feels very much like a template for how her relationship with Luca (the prince’s lookalike) is going to go. You look just like him, we were destined to be together, this is how we can save my people, etc. but it turns out he’s not interested. But that doesn’t mean Lara is hopeless, because he’s not the *only* prince. And she doesn’t have to fall for the same person to experience true love again.”
今回のエピソードで、茉里が最終的な相手になるという考えがさらに補強されたと思う。
とはいえ、それは直接的な描写というより、間接的でテーマ的な象徴を通してだけどね。
ララは「ひめか」という名前の人物に出会い、彼女が「央士」という名前の男子と付き合っていると思う。
しかも二人は、ララが見たがっていた王子様の映画やアニメに出てくる人物のように見える。
ひめかと話す中で、ララは二人が同じ日に生まれ、同じほくろを持つといった偶然を知り、その関係が「運命」みたいに感じられると説明する。
その間ずっと、ララは遠い昔の王子との関係を思い出している。
でもその後、央士がひめかのことを同じようには好きではないと分かる。
運命に見えるにもかかわらず、彼は彼女を家族のように見ているんだ。
そしてララが、奇跡は起こるとひめかに告白を促しても、彼は気持ちを返してくれない。
ただ、そこがひねりで、ひめかは別の相手、彼女の言う「別の王子様」を探す自由を得る。
その直後に、茉里がララを友達と呼ぶシーンがある。
これは、ララとルカ、つまり王子にそっくりな相手との関係がどう進んでいくかのひな形みたいに感じる。
あなたは彼にそっくり、私たちは結ばれる運命だった、これで私の民を救える、みたいな流れになるけど、実は彼は興味がない。
でもそれはララが絶望的だという意味じゃない。
だって、彼だけが王子様じゃないんだから。
そして彼女は、本当の愛をもう一度経験するために、同じ相手を好きにならなくてもいいんだ。
このコメントは、フランスの哲学者エマニュエル・レヴィナスが語った「他者」の倫理を思わせます。
レヴィナスは、他者を自分の都合の良い物語や枠組みの中に閉じ込めることを批判しました。
相手は、こちらの願望を満たすための存在ではありません。
相手には相手の意思があり、自分の期待通りにはならない「他者性」があります。
ララは、ひめかと央士の関係を見て、自分の過去と重ね合わせます。
「姫」と「王子」、同じ誕生日、同じほくろ。
それらの符号は、どうしても「運命の恋」という物語を作りたくなるものです。
しかし央士は、その物語の登場人物として動くわけではありません。
彼には彼自身の感情があり、ひめかを恋愛対象としては見ていませんでした。
ここで大切なのは、ひめかがその答えを否定せず、相手の意思として受け止めたことです。
そしてララ自身もまた、ルカを過去の王子の代わりとして見るのか、それともルカという一人の他者として見るのかを問われていくのかもしれません。
「王子は一人じゃない」という学びは、単に次の恋を探すという意味だけではありません。
自分の幻想に相手を閉じ込めず、目の前の人をその人自身として見るための第一歩でもあるのです。
まとめと感想
『さよならララ』第4話は、ララが現代の学校という新しい場所に飛び込み、「王子様」と「運命」について学ぶ回でした。
ひめかと央士は、名前も関係性もあまりにおとぎ話めいていて、ララの目にはまさに運命の二人に見えたはずです。
けれど現実の恋は、物語のように綺麗な形で進むとは限りません。
告白の結果は切ないものでしたが、ひめかが前へ進むきっかけを得たこと、そしてララが新しい友達を得たことは、とても大きな出来事だったと思います。
一方で、リサの態度や空に浮かぶ不穏な存在については、海外でもかなり警戒する声が増えていました。
ララが探している「本当の愛」は、過去の王子の再現なのか、それともまったく別の形で現れるものなのか。
茉里がララを「友達」と認めた瞬間も含めて、今後の関係性に大きな意味を持ちそうです。
引き続きこのブログでは第5話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
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