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アニメ『黄泉のツガイ』第22話 海外の反応と哲学的考察|本当の敵はずっと一歩先を行っている

黄泉のツガイ22話 2026年夏アニメ

アニメ『黄泉のツガイ』第22話「影森兄弟と黒谷姉弟」

海外では「本当の敵はずっと一歩先を行っている」や「この作品が好きな理由の一つは、マフィアものみたいに感じるから」など、今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!

ここからはアニメ『黄泉のツガイ』第22話のネタバレがあります

アニメ『黄泉のツガイ』第22話 海外の反応と哲学的考察|本当の敵はずっと一歩先を行っている

海外の反応まとめ【ネタバレあり】

衝撃・驚きの反応

“Man, there’s still insiders in the mansion. Just how entrenched are these guys”
おい、まだ屋敷の中に内通者がいるのかよ。
こいつら一体どこまで深く入り込んでるんだ。

“Seems whoever Akio’s working with have a little failsafe of their own. A daemon suicide vest of sorts. I guess they’re tying up loose ends.”
どうやらアキオと組んでいる連中は、自分たちなりのフェイルセーフを仕込んでいたみたいだな。
いわばツガイ版の自爆ベストみたいなものか。
口封じをしているってことなんだろうな。

“Damn I guess this is another daemon or something that can force relics to blow up? That’s crazy way to make people do what you want”
マジかよ。
これも別のツガイか何かで、本尊を強制的に爆発させられるってことなのか?
人を言いなりにさせる方法としてはヤバすぎるだろ。

“Explosive fungi that can move? Okay now I’ve seen it all.”
動き回る爆発性の菌だって?
よし、もう何を見せられても驚かないぞ。

“What the hell was that root? Another Daemon? It’s definitely the work of whoever coerced Akio. Wonder how the “Painless Society” tied into this mess cause there’s no clear reason (for now) why they would target the Kagemori clan.”
あの根っこみたいなものは一体何だったんだ?
また別のツガイか?
アキオを脅していた何者かの仕業なのは間違いなさそうだ。
「痛みを感じない者たち」がこの一件にどう関わっているのか気になるな。
今のところ、どうして彼らが影森家を狙うのか明確な理由がないし。

“These cliffhangers should be illegal. I’m furious.”
こんなクリフハンガーは法律で禁止するべきだ。
腹が立って仕方ない。

“Can’t believe they left the relics just there when you had all of those people fighting and close to it, just to send the daemons that can’t even grab it, they’d be rolling them…
That’s just stupid”
あれだけ大勢が戦っていて、すぐ近くまで来ていたのに、本尊をその場に置きっぱなしにしていたなんて信じられない。
しかも、それを掴むことすらできないツガイを送り込むなんて。
転がして運ぶことだってできただろ……。
さすがにこれは馬鹿げてる。

“they deadass yeeted this dude at a bomb”
こいつらマジで、この男を爆弾めがけてぶん投げやがった。

笑い・ユーモア系

“How they have to keep hammering home “Asuma is cool, trust me bro” despite his mannerisms cracks me up.”
あの言動なのに、何度も何度も「アスマはいい奴なんだ、信じてくれ」って念押ししてくるのが笑える。

“the nutsack racoon lol”
金玉袋のタヌキ(笑)。

“The emotional interrogation scenes are somewhat undercut by the fact Akio is wrapped tightly in a nutsack…”
感情的でシリアスな尋問シーンなのに、アキオが金玉袋にぎっちり包まれているせいで、いくらか台無しになってる……。

“the tanuki acted. 10 bucks says he protected everyone but that means akio was let go and he dies. so they can’t get the info anymore. convenient”
タヌキが動いたな。
10ドル賭けてもいいけど、たぶん全員を守るんだろう。
でもそうなるとアキオは解放されて死ぬ。
そうしたら、もう情報を聞き出せない。
都合がいい展開だな。

“*record scratch*
“yup, that’s me, Akio. One arm missing and wrapped up in a tanuki’s nut sack. Now you’re probably wondering how I got myself into this situation..””
※レコードの針が止まる音※
「そう、俺だ。 アキオだ。
片腕を失って、タヌキの金玉袋に包まれている。
どうしてこんな状況になったのか、みんな気になってるだろ……」

“I’m willing to roll with “Poor life decisions”.”
「人生で間違った選択をしてきたから」で納得しておくよ。

“Also, Gabby is pro-AI. You guys were right, she is irredeemable.”
それと、ガブちゃんはAI肯定派だった。
お前らの言う通りだ。
もう救いようがない。

“Feels bad for Haruo, though. Akio, you sure you want to be opening your mouth when you are covered in balls? Sharing your backstory is nice, but…”
でもハルオはかわいそうだな。
アキオ、お前その金玉まみれの状態で本当に口を開いていいのか?
過去を語ってくれるのはありがたいんだけどさ……。

深い考察系

“That sure is a tragic backstory to Asuma’s mom. So she was basically a family baggage then got treated as a freak when she showed her daemons”
アスマの母親の過去は本当に悲惨だな。
要するに家族からお荷物扱いされていて、ツガイを見せたら今度は化け物みたいに扱われたってことか。

“So Akio may or may not be related to Ivan. If he’s not then he could be again from another 3rd party that just so happens to be working with Ivan.”
つまりアキオはイワンと関係があるかもしれないし、ないかもしれない。
もし直接関係していないなら、イワンとたまたま協力関係にある別の第三勢力から来ている可能性もあるな。

“For a supposed “unfeeling” psychopath like Akio, he sure seems to genuinely care about his daemon’s more than anything. Unfortunately, the fact that he couldn’t even be upfront about them being rigged with some symbiote-like explosives only meant that he truly couldn’t care less whether his foster siblings or daemons (or anybody else for that matter) die as a result of him being unable to pick just one side/family to be loyal to.”
「感情がない」サイコパスだと言われているアキオにしては、何よりも自分のツガイを本気で大切にしているように見える。
でも残念ながら、ツガイに共生生物みたいな爆発物が仕掛けられていることすら正直に話せなかった。
結局それは、どちらか一つの陣営、あるいは家族を選んで忠誠を尽くせなかったせいで、育ての兄弟姉妹やツガイ、あるいは他の誰かが死ぬことになっても構わないということになってしまう。

“So, Akio suffers from congenital analgesia plus sociopathy. He met someone claiming to be his parent and apparently he got convinced into betraying his adopted family, what a shitty thing to do. He’s a dead man walking now. The plot thickens and I hope we get a full adaptation!”
つまりアキオは先天的に痛みを感じないうえに、反社会的な性質もあるってことか。
自分の親だと名乗る人物に出会って、どうやら説得されて育ての家族を裏切ったと。
ひどいことをしたもんだ。
もう死刑宣告を受けたようなものだな。
どんどん話が複雑になってきたし、最後までアニメ化してほしい!

“So, knowing the secret of the village makes you a full fledged adult? Looks like we’ve got even more proof that the majority of the villagers were complicit in the twins’ imprisonment…”
つまり、村の秘密を知ることが一人前の大人になる条件なのか?
これで村人の大多数が、双子を閉じ込めていたことに加担していたという証拠がまた増えたように見えるな……。

“Feels like a weirdly high number of Daemons get destroyed in this show. Outside the nameless Villagers people aren’t dying in high numbers (obviously have had some like Shingo and the Shaman, don’t be called by a name starting with S in this series). really curious what that yellow crap was.”
この作品って、妙にたくさんのツガイが破壊されてる気がする。
名前もない村人たちを除けば、人間の死者はそこまで多くないんだよな。
もちろん新郷とか祈祷師みたいな例はあるけど。
この作品では「S」で始まる名前にはしない方がいいな。
それにしても、あの黄色い物体が何だったのか本当に気になる。

“Lil bit of backstory, but the main thing was learning that Akio was the one in contact with Ivan. Makes sense Shingo got disposed so easily, he was just a tool for them. Something bigger than they expected is going on. The true enemy is a step ahead the whole time.”
少し過去話もあったけど、一番大きかったのはアキオがイワンと接触していたと分かったことだな。
新郷があっさり処分されたのも納得できる。
あいつは連中にとってただの道具だったんだ。
みんなが予想していた以上に大きな何かが動いている。
本当の敵はずっと一歩先を行っている。

“What I sort of appreciate about this show compared to other stuff is that they are not holding back on killing important characters. It’s not quite Game of Thrones but still not a happy ending or redemption arc for everyone involved…”
他の作品と比べてこの作品の好きなところの一つは、重要なキャラクターを退場させることに容赦がないところだな。
さすがに『ゲーム・オブ・スローンズ』ほどではないけど、それでも関わった全員にハッピーエンドや贖罪の物語が用意されているわけじゃない……。

“One of the reasons why I like this show is because it feels like a mafia story.”
この作品が好きな理由の一つは、マフィアものみたいに感じるところなんだよな。

“Last frame is gonna be a shot of Nishinomura people with Ivan saying “I’m coming Yuru, prepare yourself” juxtaposed with Yuru saying “Yosano Ivan” and it is gonna be a split screen with Yuru on one side and Ivan on the other.”
ラストカットは西ノ村の連中と一緒にいるイワンが「今行くぞユル、覚悟しておけ」と言って、同時にユルが「与謝野イワン」と口にするんだろうな。
そしてユルとイワンが左右に映る分割画面になるんだ。

感動・共感系

“Akio’s betrayal really hurt Haruo and Fuyuki the most. While the Kagemoris were like, “whatever, what’s done is done and it’s time for him to face the consequences”, they couldn’t accept it, with Haruo even begging Jin to help spare Akio’s life –/ presumably to no avail. They might not be blood-related but they truly considered him their siblings.”
アキオの裏切りで一番傷ついたのは、やっぱりハルオとフユキだったんだな。
影森家の人たちは「起きたことは仕方ない、あとは責任を取らせるだけ」という感じだったけど、二人は受け入れられなかった。
ハルオなんてアキオの命を助けてくれとジンに頼み込んでいた。
たぶん叶わないんだろうけど。
血は繋がっていなくても、彼らは本当にアキオを兄弟だと思っていたんだ。

“I feel bad for Akio’s daemons.”
アキオのツガイがかわいそうだよ。

“Man Asuma’s mom you just have to feel bad for. Her family was just terrible. Her daemons who are now her son’s daemons were the only companion she had before meeting Gonzou. While how GOnzou does things isn’t ideal, but it is safe to say if you are on good terms with him he will take care of you.”
アスマの母親は本当に気の毒としか言いようがない。
彼女の家族はひどすぎた。
今では息子のツガイになっているあの二体が、ゴンゾウと出会うまで彼女にとって唯一の仲間だったんだな。
ゴンゾウのやり方が理想的とは言えないけど、少なくとも彼と良い関係を築いている人間の面倒は見てくれると言ってよさそうだ。

“You have to feel so bad for Azami. What do you even do in that situation because it is not safe to bring her back to Higashi Village? I really hope Dera and Hana adopt her.”
アザミも本当にかわいそうだ。
東村に連れ戻すのも安全じゃないし、こんな状況で一体どうすればいいんだ?
デラとハナが引き取ってくれたらいいな。

“Meanwhile with Akio his death is imminent after betraying the Kagemoris. You can understand for wanting to connect to her true parents like how Asa wanted to connect to Yuru after finding him. The issue is the twins split because their hands are tied. It seems clear that Akio’s parents abandoned him.”
一方のアキオは影森家を裏切った以上、死が目前まで迫っている。
本当の家族と繋がりたいと思う気持ち自体は理解できるんだ。
アサがユルを見つけて、兄と繋がりたいと願ったのと同じようにな。
ただ、双子の場合はどうしようもない事情があって引き離された。
それに対してアキオは、実の親から捨てられたように見える。

“2 episodes remaining and I don’t know if we’re gonna end on a semi-conclusive point. they better announce a second season of this.”
あと2話しか残ってないけど、ある程度区切りのいいところまで行けるのか分からないな。
頼むから2期を発表してくれ。

“I am becoming numb to these cliffhanger shenanigans”
こういうクリフハンガーにも、だんだん感覚が麻痺してきたよ。

“Haruo has the best daemons tbh after yuru. Hopefully this gets a s2 asap”
正直、ハルオのツガイはユルの次くらいに最高だと思う。
できるだけ早く2期が決まってほしい。

引用元:
Reddit

海外の反応、いかがでしたか?
今回はアキオの裏切りと、その背後にいる勢力への疑念、そして黒谷姉弟がアキオに向ける感情に多くの注目が集まっていました。
特に印象的なのは、血の繋がりがなくてもアキオを本当の兄弟として思っていたハルオやフユキと、「本当の家族」を求めたアキオとのすれ違いです。
さらにアスマの母・イオリの過去も描かれ、「血縁」と「家族」が必ずしも同じものではないという問題が繰り返し浮かび上がっています。
海外コメントでも、アキオの行動を単なる裏切りとして見るだけでなく、どちらの家族に属するのかを選べなかった人物として捉える考察が見られました。
少し深掘りしてみましょう。

哲学から見るアニメ『黄泉のツガイ』

「血縁を超えて成立する家族」アリストテレスの友愛

“Akio’s betrayal really hurt Haruo and Fuyuki the most. While the Kagemoris were like, “whatever, what’s done is done and it’s time for him to face the consequences”, they couldn’t accept it, with Haruo even begging Jin to help spare Akio’s life –/ presumably to no avail. They might not be blood-related but they truly considered him their siblings.”
アキオの裏切りで一番傷ついたのは、やっぱりハルオとフユキだったんだな。
影森家の人たちは「起きたことは仕方ない、あとは責任を取らせるだけ」という感じだったけど、二人は受け入れられなかった。
ハルオなんてアキオの命を助けてくれとジンに頼み込んでいた。
たぶん叶わないんだろうけど。
血は繋がっていなくても、彼らは本当にアキオを兄弟だと思っていたんだ。

このコメントが捉えているのは、第22話で強く浮かび上がった「家族とは血によって決まるのか」という問題です。
このテーマは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが『ニコマコス倫理学』で論じた「友愛(フィリア)」という考え方から見ることができます。
アリストテレスのフィリアは、現代語でいう単なる「友達」という意味だけではありません。
家族や共同体を含め、人と人とを結びつける広い関係性を扱う概念です。
とりわけ相手そのものを大切にし、互いの善を願う関係は、人間にとって重要な結びつきだと考えられました。
黒谷姉弟には血縁がありません。
それでも共に育ち、生活し、危険な仕事をし、互いを姉弟として認識してきました。
だからこそアキオの裏切りを知ったハルオは、合理的に処分を受け入れることができません。
彼にとってアキオは「同じ組織に所属する人間」ではなく、失いたくない兄弟だからです。
ここで重要なのは、家族という関係が生物学的な血縁だけで完成するのではなく、長い時間をかけた共同生活や相互の関わりによっても作られるという点でしょう。
アキオが求めた「本当の家族」と、ハルオやフユキがすでにアキオとの間に築いていた「家族」。
第22話の悲劇は、その二つの家族観がすれ違ってしまったところにあるのかもしれません。

参考哲学者
アリストテレス「友愛(フィリア)を、人間同士や家族、共同体を結びつける重要な関係として論じた」

「本当の家族とは誰なのか」ヘーゲルの承認

“Meanwhile with Akio his death is imminent after betraying the Kagemoris. You can understand for wanting to connect to her true parents like how Asa wanted to connect to Yuru after finding him. The issue is the twins split because their hands are tied. It seems clear that Akio’s parents abandoned him.”
一方のアキオは影森家を裏切った以上、死が目前まで迫っている。
本当の家族と繋がりたいと思う気持ち自体は理解できるんだ。
アサがユルを見つけて、兄と繋がりたいと願ったのと同じようにな。
ただ、双子の場合はどうしようもない事情があって引き離された。
それに対してアキオは、実の親から捨てられたように見える。

この海外コメントは、アキオとアサを「失われた家族との繋がりを求める人物」として並べている点が非常に興味深いものです。
ここから考えられるのが、ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル「承認」という考え方です。
ヘーゲルの哲学では、人間の自己意識は自分一人だけで完結するものではなく、他者から自分を認められることと深く関係しています。
つまり「自分は何者なのか」という感覚には、「他者から自分が何者として認められているのか」という関係が関わっているのです。
アキオは影森家の孤児院で育ち、黒谷姉弟からは兄弟として認められていました。
しかし本人の中には、それでも「影森家は本当の家族ではない」という孤独が残っていました。
だからこそ、自分の「本当の母親」を名乗る人物の存在は、単なる情報以上の意味を持ったのでしょう。
それはアキオにとって、自分の出生や存在そのものを説明してくれるかもしれない他者からの呼びかけだったと考えられます。
ところが皮肉なのは、アキオが血の繋がった「本物」を求める一方で、ハルオやフユキはすでに彼を本物の兄弟として認めていたことです。
「自分を家族として認めてくれる人」と「自分が家族だと認めたい人」が一致しない。
第22話で描かれるアキオの孤独は、この承認のすれ違いによってさらに深刻なものになっています。

参考哲学者
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル「自己意識の成立には、他者との関係や相互の承認が重要だと論じた」

「二つの家族の間で選べない」サルトルの選択と責任

“For a supposed “unfeeling” psychopath like Akio, he sure seems to genuinely care about his daemon’s more than anything. Unfortunately, the fact that he couldn’t even be upfront about them being rigged with some symbiote-like explosives only meant that he truly couldn’t care less whether his foster siblings or daemons (or anybody else for that matter) die as a result of him being unable to pick just one side/family to be loyal to.”
「感情がない」サイコパスだと言われているアキオにしては、何よりも自分のツガイを本気で大切にしているように見える。
でも残念ながら、ツガイに共生生物みたいな爆発物が仕掛けられていることすら正直に話せなかった。
結局それは、どちらか一つの陣営、あるいは家族を選んで忠誠を尽くせなかったせいで、育ての兄弟姉妹やツガイ、あるいは他の誰かが死ぬことになっても構わないということになってしまう。

このコメントが鋭く指摘しているのは、アキオが「どちらかを選べなかった」という問題です。
このテーマから連想されるのが、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルが実存主義の中で論じた「選択と責任」です。
サルトルは、人間にはあらかじめ決められた本質があるのではなく、自らの選択と行為を通して自分が何者であるかを作っていくと考えました。
しかし自由に選択できるということは、その結果に対する責任から逃れられないということでもあります。
アキオは「影森家」と、自分の出生に繋がるかもしれない側との間で揺れました。
どちらか一方を完全に選ぶことができず、秘密を抱えたまま行動した結果、ハルオやフユキだけでなく、自分が大切にしているツガイまで危険にさらされます。
ここで残酷なのは、「選ばない」という態度もまた一つの選択として結果を生んでしまうことです。
自分は決断していないつもりでも、沈黙すること、情報を隠すこと、その場に留まり続けることには結果が伴います。
そしてアキオ自身が痛みを感じにくい人物として描かれている一方、彼の選択によって周囲の人々が強烈な「痛み」を負っているという対比も印象的です。
アキオの物語は「どちらを選ぶべきだったのか」という単純な二択だけではなく、選択を避け続けることにも責任が生まれるという実存主義的な問題を突きつけているように見えます。

参考哲学者
ジャン=ポール・サルトル「人間は自らの選択と行為によって自己を形作り、その選択に伴う責任を引き受ける存在だと論じた」

まとめと感想

『黄泉のツガイ』第22話「影森兄弟と黒谷姉弟」は、血縁と家族、裏切りと忠誠という問題が強く浮かび上がった回でした。
アスマの母・イオリが実家でどのように扱われていたのかが語られる一方、黒谷姉弟ではアキオの裏切りが大きな傷を残します。
特に海外の反応では、ハルオやフユキが血の繋がっていないアキオを本当の兄弟として大切にしていたことへの共感が目立っていました。
その一方でアキオ本人は「本当の家族」を求め、影森家とは別の側へと引き寄せられていきます。
血の繋がった家族から傷つけられたイオリ。
血の繋がっていない家族から愛されていたアキオ。
そして離れ離れになっても互いを求め続けるユルとアサ。
同じ「家族」という言葉でも、それぞれの人物が置かれている状況は大きく異なっています。
さらにアキオを利用していた勢力の仕掛けと思われる異変まで発生し、海外ファンからは「本当の敵はずっと一歩先を行っている」という声も上がりました。
アキオからどこまで情報を引き出せるのか。
そして影森家、西ノ村、与謝野イワンたちを巡る関係がどこへ向かうのか。
残りのエピソードも目が離せません。

引き続きこのブログでは第23話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!

黄泉のツガイ 関連グッズ

©Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI


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