アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』第74話
サブタイトルは「オマエハダレダ」
記憶を失ったスバルの姿に、「苦しみが全く新しいレベルに達する」「 やばいぞこれ」など海外では今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』第74話 海外の反応と哲学的考察| みんな覚えておけ、異世界召喚されたら必ず日記を書け
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Shaula awakening like a sleeper agent the moment Subaru stepped out of the tower and broke one of the rules gave me so much chills. It’s gonna be a massacre if he goes back inside”
スバルが塔の外に出てルールの一つを破った瞬間、シャウラがスリーパーエージェントみたいに覚醒したのは鳥肌ものだった。
あいつが中に戻ったら大虐殺になるぞ。
“The Subaru faces wtf, he was so happy like 5mins ago. He was in his world 10 mins ago. Getting killed and not even knowing why he is here, this must be torture.”
スバルの顔つきが変わりすぎだろ。
5分前まであんなに嬉しそうだったのに。
10分前は自分の世界にいたのに。
なぜここにいるのかも分からないまま殺されるなんて、これは拷問以外の何物でもない。
“Holy shit”
マジかよ。
“Oh shit, suffering’s back on the menu, boys”
おい、また苦しみがメニューに戻ってきたぞ。
“Suffering on a completely new level when the protagonist is an ignorant amnesiac.”
主人公が何も知らない記憶喪失者だと、苦しみが全く新しいレベルに達するな。
“The Great Rabbit, the Miasma Cave and now… stairs”
大兎、瘴気の洞窟、そして今度は……階段か。
“He fucking slapped Beako ahhhhhhhhhhhh pain, Emilia chan………………………”
ベア子を平手打ちしやがった、うわあああああ痛すぎる、エミリアちゃん……。
“We have no Rem or Echidna’s tea to save Subaru’s mental state on this tower… Oh boy”
この塔にはスバルの精神状態を救ってくれるレムもエキドナのお茶もない……。
やばいぞこれ。
笑い・ユーモア系
“”There’s just no good news.” No. No there’s not.”
「良い知らせは何一つない」
ないな。
本当に何もない。
“Ram is just so done with the plot twists of this arc lol.”
ラムはこのアークのどんでん返しにもうすっかり慣れきってる感じで草。
“Props to this episode for making season 1 Elsa look like the preferable spawn point”
1期のエルザの方がまだマシなスポーン地点だったと思わせてくれた今回のエピソードに拍手。
“Turns out losing your memories in a endgame dungeon is a really bad time”
エンドゲームのダンジョンで記憶を失うのは本当にまずいタイミングだと分かったな。
“This sentence reads like the light novel title of this new show.”
この文章、この新しい作品のライトノベルタイトルみたいだな。
“The biggest crime is hearing Emilia-chan and not Emilia-tan”
一番の罪はエミリア「たん」じゃなくてエミリア「ちゃん」って呼んでることだよ。
“Remember guys, always write diary when you got isekaied”
みんな覚えておけ、異世界召喚されたら必ず日記を書け。
“I’d love to see the journal entries for Arc 3 and 4 lol.”
3章と4章の日記の内容が見てみたいな(笑)
深い考察系
“It really puts into perspective how much Subaru had changed and matured to see how he responds to RBD. He was basically just a kid who didn’t know any better in the early days and now he’s back to that and in a situation that’s even more confusing and brutal surrounded by people he doesn’t even know.”
死に戻りへの向き合い方を見ると、スバルがどれほど変化し成長したかが改めてよく分かる。
序盤の彼は右も左も分からないただのガキだった。
そして今、また同じ状態に戻って、しかも知りもしない人間に囲まれながら、さらに訳の分からない残酷な状況に放り込まれている。
“You can tell that hit Emilia hard and really made her have to recognize this wasn’t 100% her Subaru even if she still sees him as the same deep down.”
あれはエミリアに相当刺さったのが分かる。
心の奥では同じスバルだと感じていても、100%自分のスバルではないと認めざるを得なくなったんだろうな。
“Not to mention how he left things with the ‘real’ Subaru beforehand and now he has to be cordial and understanding with this new (technically) Subaru.”
しかも「本物の」スバルとの間にいろいろあったのに、今度は(厳密には)新しいスバルに対して礼儀正しく理解を示さなければならないんだからな。
“It took 29 episodes and a fabricated trial for us to see original Subaru directly feeling regret about leaving the house without saying ‘I’ll be back’ to his mother (I’m sure he thought about it). In the Pleiades Watchtower, it took him a few minutes to a few hours. This is how fast he was overwhelmed here. This is how you show contrast.”
元のスバルが「行ってきます」を言わずに家を出たことを直接後悔するまでに、29話と架空の試練が必要だった(心の中では考えていたと思うけど)。
プレアデス監視塔では、数分から数時間でそこに至ってしまった。
それほど早く限界に達してしまったということだ。
これが対比の見せ方というやつだよ。
“‘It’s our memories that make us who we are.’ The title card for this episode uses Katakana for ‘Who are you?’ (オマエハダレダ) instead of the usual way you’d write it (お前は誰だ). It gives it a feeling of inhuman, disembodied, and emotional coldness. Just as he’s experiencing a collapse of both identity and his physical body, this final question really hits tbh.”
「私たちを形作るのは私たちの記憶だ」
今回のエピソードのタイトルカードは「お前は誰だ」を通常の漢字表記ではなくカタカナ(オマエハダレダ)で表記している。
それが非人間的で、肉体から切り離されたような、感情のない冷たさを醸し出している。
彼がアイデンティティと肉体の両方の崩壊を経験しているまさにその瞬間に、この最後の問いかけは本当に胸に刺さる。
“I think what makes this so much worse than the first one is the drive he had. S1 Subaru at least had a goal to keep him going, that being save Emilia. He had no reason to be suspicious, just gotta save her. This new Subaru really is alone this time around. Terrible danger, doesn’t know anything about his powers nor his situation and he can’t trust the people around him.”
1期との決定的な違いは、あの頃スバルには原動力があったということだと思う。
1期のスバルには少なくともエミリアを救うという目標があって、それが彼を突き動かしていた。
疑う理由もなく、ただ彼女を救えばよかった。
でも今回のスバルは本当の意味で一人ぼっちだ。
恐ろしい危険に晒され、自分の力も状況も何も知らず、周りの人間を信頼することもできない。
“Subaru might have lost his memories, but he kept his class consciousness. Making him loop while suffering from amnesia is also evil, especially with a gruesome death like that. He’s also going to need to find out the hard way why he hasn’t told people about his power.”
スバルは記憶を失ったかもしれないが、階級意識は保っていた。
記憶喪失の状態でループさせるのも悪意の極みだ。
あんな凄惨な死に方をさせておいて。
しかも、なぜ自分の力を他人に話してはいけないのかを、彼は身をもって学び直さなければならない。
“As if relearning RBD isn’t already traumatic, Subaru’s dealing with it in the fucking watchtower. The writing is greatly taking advantage of how amnesia doesn’t just mean starting ‘from zero’ but also having a boatload of baggage – relationships, expectations, general knowledge – that you’re expected to carry but can’t.”
死に戻りを最初から学び直すだけでもトラウマものなのに、スバルはそれをよりにもよってあの監視塔でやらされている。
記憶喪失がただ「ゼロから始まる」ことを意味するだけでなく、背負うことを期待されながら背負えない人間関係や期待や一般知識という膨大な荷物を抱えることでもあると、この作品の脚本はうまく利用している。
感動・共感系
“This was a weird, nostalgic experience, just more gory and depressing. The 3rd return and him freaking out and inadvertently slapping Betty just made this whole situation so sad, then they just had to hit us with him remembering his parents.”
奇妙で懐かしい体験だったが、より血なまぐさくて暗かった。
3度目の死に戻りで錯乱してベア子を思わず平手打ちしてしまう展開がこの状況の悲しさを一段と際立たせていて、そこにさらに親のことを思い出すシーンまで持ってきたんだから。
“Her face on hearing that….. poor EMT .”
あれを聞いたときの彼女の顔……かわいそうなエミリア。
“The worst place possible for S1 Subaru’s return😭”
1期スバルが戻ってくる場所として最悪すぎる。
“I teared up at Julius’ reaction. It didn’t fully hit me last week but now seeing how he was holding himself up realizing that the only one who knew who he was in the whole world doesn’t know a thing about him. He must be thinking that he might as well not even exist anymore at this point. Just brutal”
ユリウスの反応で涙が出た。
先週は完全には刺さらなかったけど、今週は世界中で唯一自分のことを知っていた存在が何も覚えていないと悟りながら、それでも必死に自分を保っている姿を見て……。
もう自分は存在しないも同然だと思っているに違いない。
本当に残酷だ。
“Emilia is so relieved to see Subaru is still Subaru but is clearly sad the one who loves her forgot her. She’s in love even if she doesn’t know it.”
エミリアはスバルがまだスバルであることにほっとしているが、自分を愛してくれている人が自分のことを忘れてしまったことを明らかに悲しんでいる。
自覚はなくても、彼女は恋をしているんだ。
“holy shit ive never felt so pained watching this… EMILIA SOUNDED SO SAD BRO”
マジかよ、こんなに見ていて辛いアニメは初めてだ……。
エミリアの声が悲しすぎるだろ。
“I also kinda feel bad for Satella, as she obviously can’t take away RBD from him, but has to see him go down the same pitfalls as he did before.”
サテラのことも少しかわいそうだと思う。
死に戻りを彼から取り上げることも明らかにできないのに、以前と同じ落とし穴にはまっていく彼の姿を見続けなければならないんだから。
“Julius face was traumatic. The author loves suffering, i dont think he`s gonna get his memories back soon.”
ユリウスの顔がトラウマになりそうだった。
作者は苦しみが好きすぎる。
スバルはそう簡単には記憶を取り戻せないと思う。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
記憶を失ったまま死に戻りを繰り返すスバルの姿に、多くの海外ファンが「苦しみが新たな次元に突入した」と声を上げていました。
「オマエハダレダ」というカタカナのタイトル表記が持つ感情の冷たさ、ユリウスの絶望、エミリアの悲しみ……今回のエピソードには、アイデンティティや存在の本質に関わる深い考察が多く見られました。
少し深掘りしてみましょう。
哲学から見るアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』
「記憶こそが自己を形作る」ヒュームの知覚の束
“‘It’s our memories that make us who we are.’ The title card for this episode uses Katakana for ‘Who are you?’ (オマエハダレダ) instead of the usual way you’d write it (お前は誰だ). It gives it a feeling of inhuman, disembodied, and emotional coldness. Just as he’s experiencing a collapse of both identity and his physical body, this final question really hits tbh.”
「私たちを形作るのは私たちの記憶だ」
今回のエピソードのタイトルカードは「お前は誰だ」を通常の漢字表記ではなくカタカナ(オマエハダレダ)で表記している。
それが非人間的で、肉体から切り離されたような、感情のない冷たさを醸し出している。
彼がアイデンティティと肉体の両方の崩壊を経験しているまさにその瞬間に、この最後の問いかけは本当に胸に刺さる。
このコメントは、スコットランドの哲学者デイヴィッド・ヒュームが唱えた「知覚の束(Bundle theory)」と深く結びついています。
ヒュームは、人間の心の中には固定不変の「自己(ソウル)」などという実体は存在しないと考えました。
私たちが「自分」と呼んでいるものは、ただ絶えず変化し続ける知覚、記憶、感情、経験が複雑に絡み合った「束(たば)」に過ぎないという主張です。
「オマエハダレダ」というカタカナの表記が発する非人間的な冷たさは、まさにヒュームが示した「自己という束が解体されたとき、そこに残るものは何もない」という空虚さを体現しているとも言えます。
記憶という束を失ったスバルに向けられるこの問いかけは、アイデンティティがいかに記憶の連続性の上に成り立っているかを、見る者に突きつけているのです。
「知覚されることで存在する」バークリーの主観的観念論
“I teared up at Julius’ reaction. It didn’t fully hit me last week but now seeing how he was holding himself up realizing that the only one who knew who he was in the whole world doesn’t know a thing about him. He must be thinking that he might as well not even exist anymore at this point. Just brutal”
ユリウスの反応で涙が出た。
先週は完全には刺さらなかったけど、今週は世界中で唯一自分のことを知っていた存在が何も覚えていないと悟りながら、それでも必死に自分を保っている姿を見て……。
もう自分は存在しないも同然だと思っているに違いない。
本当に残酷だ。
このコメントは、アイルランドの哲学者ジョージ・バークリーが提唱した「主観的観念論」、とりわけその根幹をなす命題「存在するとは知覚されることである(Esse est percipi)」と鮮やかに重なります。
バークリーは、事物はそれを知覚する主体が存在して初めて「ある」と言えると唱えました。
誰にも知覚されないものは、存在しないに等しいという考え方です。
ユリウスにとって、この世界で唯一自分を「知覚(記憶・認識)」していたスバルが記憶を失ったということは、バークリーの哲学に照らせば、ユリウス自身の存在が消滅したも同然の出来事です。
「もう自分は存在しないも同然だと思っているに違いない」というこのコメントは、他者の認識があって初めて存在が成立するというバークリーの命題をそのまま体現しており、リゼロの残酷さの本質を哲学的に鋭く言い当てています。
「背負わされる無限の責任」レヴィナスの他者論
“As if relearning RBD isn’t already traumatic, Subaru’s dealing with it in the fucking watchtower. The writing is greatly taking advantage of how amnesia doesn’t just mean starting ‘from zero’ but also having a boatload of baggage – relationships, expectations, general knowledge – that you’re expected to carry but can’t.”
死に戻りを最初から学び直すだけでもトラウマものなのに、スバルはそれをよりにもよってあの監視塔でやらされている。
記憶喪失がただ「ゼロから始まる」ことを意味するだけでなく、背負うことを期待されながら背負えない人間関係や期待や一般知識という膨大な荷物を抱えることでもあると、この作品の脚本はうまく利用している。
このコメントに見られる「背負えない荷物を背負わされ続ける」という状況は、フランスの哲学者エマニュエル・レヴィナスが唱えた「他者への無限の責任」という概念と深く共鳴しています。
レヴィナスは、自己は他者の「顔」に出会うことで、自らの意志や能力に関わりなく、一方的かつ無限の責任を負わされると考えました。
この責任は本人の同意を必要とせず、自己の能力を超えていても逃れることはできないというものです。
記憶を失ったスバルが、かつて結んだ人間関係や仲間たちから寄せられる期待という「荷物」を、理解できないまま引き受け続けなければならない状況は、まさにレヴィナスが言う「他者によって一方的に課せられる非対称な責任」の体現です。
自分では何も分からないまま、他者との関係の重みだけが残されている。
その理不尽さこそが、今回のスバルの苦しみの核心にあると言えるでしょう。
まとめと感想
『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』第74話、記憶を失ったスバルが死に戻りを繰り返しながら少しずつ現実の恐ろしさに気づいていく、見ていて胸が締め付けられる回でした。
カタカナで記された「オマエハダレダ」というタイトルが示すように、自己のアイデンティティそのものが問われる展開に、海外ファンからも多くの深い考察が寄せられていました。
世界中で唯一自分を知っていたスバルに忘れられたユリウスの苦しみ、記憶を失ったスバルに複雑な表情を向けるエミリアの姿は、それぞれが見る者の心に重く響きました。
記憶も、関係性も、積み上げてきたすべてを失いながら、スバルはこの過酷な塔でどう生き延びていくのでしょうか。
今後の展開から一瞬たりとも目が離せません。
個人的に、ベア子を叩いたことがショックすぎて…( ノД`)シクシク…
あの後のベア子の精神状態が気になる…。
さらにユリウスのあの顔‥あんなユリウスを見たことない…。
スバルも可哀そうすぎて…こんな残酷な物語他にあるだろうかと思えるくらい残酷だった…。
早く何とかしてあげて欲しいけど、シャウラはスイッチオンしてしまったようだし、もっと悲惨な事が連続するんだろうなー。
私はホラーとか残酷とかめちゃくちゃ苦手なのに、リゼロだけはずーっと見続けているのは何でだろう?
そこに確かなストーリーがあるからかな?
魅力的なキャラがたくさんいて、もうここまで来たら見届けたい!って思いなのかな?
まだ理由がわからないままです…。
さて、引き続きこのブログでは第75話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
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