アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』第76話「殺人は癖になる」
海外では「今回も体感3分だった」「ホワイトフォックスに拍手」といった声があり、今回もかなり没入感の強い回だったようです。
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』第76話 海外の反応と哲学的考察|最高の記憶喪失の使い方だ‼
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Ram doing the 🤫 gesture to show she was watching through Patrasche’s eyes was wild. On that note though does this Subaru even know about her clairvoyance?”
ラムが🤫のジェスチャーをして、パトラッシュの目を通して見ていたって示すの、すごかったな。
ただその話で言うと、このスバルって彼女の千里眼のことをそもそも知ってるのか?
“Wait so not only did Subaru lose his memories but now he’s got like split personality? Or is he like possessed by something now too?”
待ってくれ。
スバルは記憶を失っただけじゃなくて、今度は多重人格みたいになってるのか?
それとも何かに取り憑かれてるってことなのか?
“Holy shit… Capella is “Mom”?”
マジかよ……。
カペラが「ママ」なのか?
“That’s… not Subaru…”
あれは……スバルじゃない……。
“Oh god, don’t tell me this is going to make Subaru go on a murder spree to acquire their books.”
うわ、やめてくれ。
まさかこれでスバルが本を手に入れるために殺人しまくる展開になるんじゃないだろうな。
“im an anime only so pls dont confirm if im right but like no way in hell that isnt gluttony right??????????? the voice acting convinced me, yusuke kobayashi did an insanely good job sounding like gluttony”
俺はアニメ勢だから、合ってても答え合わせはしないでほしいんだけど、あれが暴食じゃないなんて絶対ありえないだろ???????????
声の演技で確信した。
小林裕介の暴食っぽい喋り方、めちゃくちゃ上手かった。
“So based on Beatrice’s reaction to Subaru’s torn up hand, does that imply that Subaru regularly harms himself?”
ベアトリスがスバルの傷だらけの手に反応していたのを見ると、スバルって普段から自分を傷つけてるってことなのか?
“Yo remember when ‘Natsuki Subaru’ said “Three heads are better than one”? well now he literally has *three* personalities in his *one* head! I wonder what ‘Natsuki Subaru’ would think about that.”
なあ、「ナツキ・スバル」が「三人寄れば文殊の知恵」って言ってたの覚えてるか?
今や本当に一つの頭の中に三つの人格があるじゃん!
「ナツキ・スバル」はこれをどう思うんだろうな。
笑い・ユーモア系
“Elsa making sure she shows up at least once per season lol”
エルザ、毎シーズン少なくとも一回は必ず出番を確保してくるの笑う。
“Shaulas the real MVP. Friends help friends hide the body.”
シャウラこそ真のMVPだ。
友達っていうのは、友達が死体を隠すのを手伝うものだからな。
“Let me write a short song describing what happened over the last 4 episodes:
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
Thank you for listening”
この4話で起きたことを表す短い歌を書かせてくれ。
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア。
聴いてくれてありがとう。
“”IF YOU’RE NATSUKI SUBARU, THEN WHO AM I? WHO ARE YOU?!” -quote by someone who is completely sane and not at all losing it”
「お前がナツキ・スバルなら、俺は誰なんだ?
お前は誰なんだよ!?」
完全に正気で、全然おかしくなってない人の名言です。
“The little girl user decided to become part little girl to dodge the allegations”
幼女使いが疑惑を避けるために、自分も一部幼女になることを選んだのか。
“larping becomes a habit”
なりきりプレイは癖になる。
“Hide your necks”
首を隠せ。
“And obviously Elsa was involved and had a naked bath scene.”
そして当然のようにエルザが関わっていて、裸の入浴シーンまであった。
深い考察系
“To clarify, Murder becomes a Habit is actually a phrase used by Hercule Poirot from Murder in Mesopotamia. It refers to the idea that a person after experiencing their first kill finds the act easier to repeat and starts seeing the idea of killing someone as a solution.”
補足すると、「殺人は癖になる」は実は『メソポタミヤの殺人』でエルキュール・ポアロが使った表現なんだ。
一度目の殺人を経験した人間は、その行為を繰り返すのが簡単になっていき、誰かを殺すことを解決策として見始める、という考えを指している。
“So the “Subaru Natusuki” that was here definitely behaved like a Sin Archbishop. And I don’t know why it never dawned on me before, but it does make sense that Ram would use her seeing-eye powers to look through Patrasche and keep an eye on Rem (and others) from afar.”
つまり、ここにいた「ナツキ・スバル」は間違いなく大罪司教みたいに振る舞っていた。
それと、なんで今まで思いつかなかったのか分からないけど、ラムが千里眼の力でパトラッシュ越しに見て、遠くからレムたちを見張るのは理にかなってるな。
“Meili only knew how to live by imitating Elsa and with her gone she felt lost. It’s quiet amusing that Meili’s hallucinations haunt Subaru just like how Elsa’s hallucinations haunt Garfiel.”
メィリィはエルザを真似ることでしか生き方を知らなかったし、エルザがいなくなって道を見失ったんだ。
ガーフィールがエルザの幻覚に悩まされるのと同じように、スバルがメィリィの幻覚に取り憑かれるのは、なかなか面白い構図だ。
“You can see the moment when Subaru used Emilia-chan instead of -tan got her instantly worried for him.”
スバルが「エミリアたん」じゃなくて「エミリアちゃん」って呼んだ瞬間、彼女がすぐに心配するのが分かる。
“Did you notice how this is the first time we’re hearing about Subaru “scratching his hand” in the story? Arc 2 Subaru (Arc Twobaru for short) did it to stay awake, but Beatrice’s word choice indicates this has become a habit.”
スバルが「手を掻く」ことについて、作中で初めて聞かされたのに気づいた?
2章のスバル、略してツーバルは起きているためにそれをやっていたけど、ベアトリスの言い方を見ると、これが癖になっていることが分かる。
“Something I adore about how Tappei writes amnesia is that it plays with the narrative almost like it were a character itself.”
達平の記憶喪失の書き方で大好きなのは、物語そのものをまるで一人のキャラクターみたいに扱っているところなんだ。
“It’s like the narrative itself intentionally avoided this depressing detail about Subaru in much the way he would hide around his friends. But just as his amnesia shifts his frame of mind, the narrative shifts to show us parts of Subaru we may not have been privy to before. The reason this amnesia doesn’t feel forced or cheap is because it lets us see that which we were never meant to.”
物語そのものが、スバルが友人たちの前で隠していたのと同じように、彼についてのこの憂鬱な細部を意図的に避けていたみたいなんだ。
でも彼の記憶喪失によって思考の枠組みが変わるのと同じように、物語もまた、これまで私たちが知ることのなかったスバルの一面を見せる方向へ変化する。
この記憶喪失が無理やりにも安っぽくも感じられない理由は、本来なら見せられるはずのなかったものを見せてくれるからだ。
“Beatrice pretty much implied that the original subaru hurts himself even during times of peace, it’s one thing to self harm in extreme situations but if the original subaru did that even when nothing bad happens for a long time means that all the horrors he has faced forever haunt him until he dies of old age, that’s incredibly sad but also very realistic it adds another layer of depth and complexity to subaru, i also think that it makes subaru victories more valuable and you can appreciate more his attitude and how he can keep smiling and moving forward.”
ベアトリスは、元のスバルが平和な時でさえ自分を傷つけていることを、ほとんど示唆していた。
極限状態で自傷するのとは話が違う。
もし元のスバルが、長い間何も悪いことが起きていない時でさえそうしていたのだとしたら、彼が経験してきたすべての恐怖は、老いて死ぬその日までずっと彼を苦しめ続けるということだ。
それは信じられないほど悲しいけど、同時にとても現実的でもある。
スバルにさらに深みと複雑さを加えているし、彼の勝利がより価値あるものに見えて、彼が笑い続け、前に進み続ける姿勢をもっと評価できるようになると思う。
感動・共感系
“Capella is the worst mother possible”
カペラは考え得る限り最悪の母親だ。
“Man I can’t do this
Re zero eps already feel like 3 minutes and waiting a week every time is pain NOW I HAVE TO WAIT MONTHS after next ep”
もう無理だ。
リゼロのエピソードは毎回すでに体感3分なのに、毎週待つだけでも苦痛なんだぞ。
それなのに次回の後は何ヶ月も待たなきゃいけないのか。
“Aw, Meili’s book is so small”
ああ、メィリィの本、すごく小さいんだな。
“Im dying, this is just the absolute worse i feel so bad for Subaru, wtf man, what even is that other personality? that wasnt our Subaru..something happen with that book he was reading.”
しんどすぎる。
これは本当に最悪だ。
スバルがかわいそうすぎる。
何なんだよ、あの別人格みたいなのは?
あれは俺たちのスバルじゃなかった。
読んでいたあの本で何か起きたんだ。
“As someone who was skeptical about the amnesia at first…this is the best case of it I have ever seen being used.
Seeing how Newbaru is adapting and reacting is beyond fascinating”
最初は記憶喪失展開に懐疑的だった者として言わせてもらうと、これは自分が見てきた中で最高の記憶喪失の使い方だ。
ニューバルがどう適応し、どう反応していくのかを見るのが、ものすごく面白い。
“Fucking hell. What an episode. It was over before I even knew it. This was probably the most immersive episode of Re:ZERO yet, and I’m not exaggerating.”
なんてこった。
何てエピソードだよ。
気づいた時にはもう終わってた。
これはたぶん、これまでのリゼロで一番没入感のある回だった。
大げさに言ってるわけじゃない。
“My applause to White Fox: you can tell they love Re:Zero, and this whole season proves it. I can’t wait for the next episode!”
ホワイトフォックスに拍手を送りたい。
彼らがリゼロを愛しているのが分かるし、今シーズン全体がそれを証明している。
次のエピソードが待ちきれない!
“Meili’s past was awful (in a good way).”
メィリィの過去はひどかった。
良い意味で。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回は、スバルの記憶喪失がさらに危うい方向へ進み、メィリィの死者の書を通じて彼の精神が侵食されていくような展開に、海外ファンからも強い衝撃の声が上がっていました。
特に「あれはスバルじゃない」という反応や、ベアトリスの言葉から見えるスバルの自傷癖への言及には、物語の重さを改めて感じた人も多かったようです。
今回の海外コメントには、自己同一性、他者の記憶による侵食、そして平和な時間にも残り続ける傷についての考察が多く見られました。
少し深掘りしてみましょう。

哲学から見るアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』
「記憶と人格の同一性」ジョン・ロックの記憶説
“Wait so not only did Subaru lose his memories but now he’s got like split personality? Or is he like possessed by something now too?”
待ってくれ。
スバルは記憶を失っただけじゃなくて、今度は多重人格みたいになってるのか?
それとも何かに取り憑かれてるってことなのか?
このコメントは、イギリスの哲学者ジョン・ロックが唱えた「人格の同一性」の問題と深く結びついています。
ロックは、人が同じ人物であり続ける根拠を、身体そのものではなく意識や記憶の連続性に見出しました。
つまり、過去の自分の行為や経験を「自分のもの」として思い出せるからこそ、私たちは同じ自己であり続けられるという考え方です。
今回のスバルは、記憶喪失によって過去の自分との連続性を失っているだけでなく、さらに別の声や人格のようなものに揺さぶられています。
その状態は、ロック的に見れば「彼は本当に同じナツキ・スバルなのか」という問いを避けて通れないものにしています。
仲間たちが知っているスバル、記憶を失ったスバル、そしてメィリィの記憶に侵食されるスバル。
この三つが一人の身体の中でぶつかり合うことで、自己とは記憶なのか、意識なのか、それとも他者から呼ばれる名前なのかという問題が、より不気味に浮かび上がっているのです。
「深淵をのぞく者」ニーチェの警句
“Imagine reading a book about the person you killed, and they become a part of your psyche. What a miserable fucking experience.”
自分が殺した相手についての本を読んで、その相手が自分の精神の一部になってしまうところを想像してみろ。
なんて惨めで最悪な体験なんだ。
このコメントは、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの有名な警句を思い起こさせます。
ニーチェは、怪物と戦う者は自分自身も怪物にならないよう注意しなければならず、深淵をのぞき込むとき、深淵もまたこちらをのぞき込んでいると語りました。
スバルはメィリィの死の真相を知るために、彼女の死者の書を読みました。
しかしそれは単に情報を得る行為ではなく、メィリィという他者の孤独、痛み、歪み、そして死を自分の内側へ取り込む行為でもありました。
自分が向き合おうとした闇が、逆に自分の精神を侵食してくる。
ここには、ニーチェの言う「深淵」との危険な接触があります。
スバルは真実を知ろうとして本を開いたはずなのに、その真実が彼自身の境界線を溶かしてしまう。
この恐ろしさは、他者の苦しみを理解することが、時に自分自身を壊すほど深く入り込むことでもあるという、リゼロらしい残酷なテーマを際立たせています。
「平和の中に残る絶望」キルケゴールの不安と絶望
“Beatrice pretty much implied that the original subaru hurts himself even during times of peace, it’s one thing to self harm in extreme situations but if the original subaru did that even when nothing bad happens for a long time means that all the horrors he has faced forever haunt him until he dies of old age, that’s incredibly sad but also very realistic it adds another layer of depth and complexity to subaru, i also think that it makes subaru victories more valuable and you can appreciate more his attitude and how he can keep smiling and moving forward.”
ベアトリスは、元のスバルが平和な時でさえ自分を傷つけていることを、ほとんど示唆していた。
極限状態で自傷するのとは話が違う。
もし元のスバルが、長い間何も悪いことが起きていない時でさえそうしていたのだとしたら、彼が経験してきたすべての恐怖は、老いて死ぬその日までずっと彼を苦しめ続けるということだ。
それは信じられないほど悲しいけど、同時にとても現実的でもある。
スバルにさらに深みと複雑さを加えているし、彼の勝利がより価値あるものに見えて、彼が笑い続け、前に進み続ける姿勢をもっと評価できるようになると思う。
このコメントは、デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールが語った「不安」や「絶望」の思想と重なります。
キルケゴールにとって、不安とは目の前に明確な敵がいる恐怖とは違い、人間の内側から湧き上がる、逃れがたい揺らぎです。
また絶望とは、単に悲しい気分になることではなく、自分自身との関係が壊れてしまう深い状態を指します。
スバルが極限状況の中で自分を傷つけるだけなら、それは一時的な緊急反応として見ることもできます。
しかし、ベアトリスの反応が示すように、それが平和な時間にまで残っているのだとすれば、彼の苦しみは事件が終わっても終わっていないということになります。
外側の危機が去っても、内側の不安は残り続ける。
それでもスバルは笑い、仲間のために前へ進もうとする。
この姿は、絶望を抱えたまま生きる人間の痛ましさと、それでもなお自分を選び直そうとする実存の強さを同時に描いています。
だからこそ、彼の勝利はただ敵を倒すことではなく、心の傷を抱えたまま立ち続けることそのものとして、より重く尊いものに見えるのです。
まとめと感想
『Re:ゼロから始める異世界生活 4期』第76話は、メィリィの死者の書を通じて、スバルの記憶喪失と精神の不安定さがさらに深い段階へ進んだ回でした。
目の前にあるメィリィの死体、腕に刻まれた『ナツキスバル参上』の文字、そして死者の書から流れ込んでくるメィリィの孤独な過去。
そのすべてが重なったことで、海外ファンの間でも「これはスバルではない」「暴食のように見える」「人格が分裂しているのか」といった不安の声が多く見られました。
特に印象的だったのは、スバルの手の傷に対するベアトリスの反応から、彼が平穏な時でさえ自分を傷つけている可能性に気づいたコメントです。
リゼロはいつも、死や絶望を派手な展開として描くだけでなく、その後も心に残り続ける傷として描いてきました。
今回の第76話は、その積み重ねがスバルの内側にどれほど深く刻まれているのかを、改めて突きつける内容だったと思います。
個人的な感想として…スバルが以前から自傷してた事実が辛かったです…。
まったく今までそんな事描かれていなかったし、英雄と言われてからは順風満帆に行っていたように見えたし…。
いや、そんなわけないよね。
コンビニに行ったら突然異世界に放り込まれて、何度も死に戻りを経験し…、普通ならとっくに精神崩壊してるような状態だったのだし…。
とにかく、早くスバルを救ってあげて‼という思いで見続けていますが、いやぁ…本当に辛い。
辛いのに目が離せないし、少しずつ明らかになる事実に毎週驚いています。
パトラッシュの目を借りて千里眼で見ていたラム。
次週どうなるのか、もう早く続きが観たいです!
さて、引き続きこのブログでは第77話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
Re:ゼロから始める異世界生活 関連グッズ
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活4製作委員会

