アニメ『黄泉のツガイ』第9話
サブタイトルは「抱擁と囁き(エンブレイスとウィスパー)」
海外ではユルの現代社会見学に笑う声や、影森家への疑念、そして新たに登場したツガイへの驚きなど、今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『黄泉のツガイ』第9話 海外の反応と哲学的考察|ユルが買い物してるだけで楽しい‼
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Twist so obvious I would be shocked if Asuma turns out to be good lol.”
あまりにも分かりやすいひねりだから、アスマがいい奴だったら逆にびっくりするわ(笑)。
“Got jumpscared by that sudden decapitation”
あの突然の首チョンパで普通にびっくりした。
“What is a Tenaga Ashinaga????”
テナガアシナガって何なんだ????
“I figured we’d eventually come across the information revealing type daemons, but seeing Whisper just completely reveal all that private information took me by surprise.”
いずれ情報を暴くタイプのツガイは出てくるだろうと思ってたけど、ウィスパーがあんなに個人情報を全部さらけ出すのを見て、かなり驚かされた。
“Damn, Dera literally has a fucking armoury at his place. And it apparently also serves as a maze to lure and execute Kagemoris who get too close.”
デラの家、文字通り武器庫じゃねえか。
しかも近づきすぎた影森の連中を誘い込んで始末する迷路としても機能してるっぽい。
“I just realize that the men in black of Kagemori clan are named “spring” ( Haruo ), “autumn” ( Akio ) and “winter” ( Fuyuki ). Are they some kinds of Agents of the Four Seasons ?”
今気づいたけど、影森一族の黒服たちって「春」(ハルオ)、「秋」(アキオ)、「冬」(フユキ)って名前なんだな。
こいつら、四季のエージェントみたいな何かなのか?
“So much for every daemon introduced thus far being cute. Of course it’s only natural there would be total abominations as well such as Tenaga and Ashinaga. Man, those two are hideous AF”
これまで出てきたツガイはみんな可愛い、なんて話は終わりだな。
そりゃテナガとアシナガみたいな完全な化け物もいて当然か。
いや、あの二体はマジで気持ち悪すぎる。
“Horse and Ox weren’t really cute either.”
馬と牛も別にそこまで可愛くはなかったけどな。
笑い・ユーモア系
“Slice of life is over, let the slicing of lives begin.”
日常回は終わりだ。
命を切り刻む時間の始まりだな。
“Gabby giving her Daemons chuuni ass names definitely checks out.”
ギャビーが自分のツガイに中二病全開の名前をつけてるの、めちゃくちゃ納得できる。
“Can’t live up to genderbent Edward’s reputation otherwise.”
そうでもしないと、性別反転エドワードの評判に見合わないからな。
“The daemon of gap moe”
ギャップ萌えのツガイ。
“Kobeni-coded cashier”
コベニっぽい店員さん。
“Yuru definitely going to consider wearing boxers after this”
ユル、これ以降は絶対ボクサーパンツを履くか考えるようになるだろ。
“Asa my girl editing Dera out of the pics 😭😭🤣🤣”
アサちゃん、写真からデラを消して編集してるの笑う。
😭😭🤣🤣
“This is the second anime to start a loincloth vs underpants debate today.”
今日だけで、ふんどし対パンツ論争を始めたアニメはこれで二本目だぞ。
深い考察系
“There not being a West Gate points to either Hagure who can actually draw gates, or someone in the Kagemori household has daemons that can make entrances and exits. I’m going to assume the latter because the following scene with Hagure feels like a red herring, but I’m not going to completely write him off just yet.”
西門が存在しないってことは、実際に門を描けるハグレが関わっているか、影森家の誰かが出入口を作れるツガイを持っているってことだよな。
その後のハグレのシーンはミスリードっぽいから、俺は後者だと思ってる。
でも、まだハグレを完全に候補から外すつもりはない。
“Oh god and he was conveniently missing during the attack because of his deadline, I have already half convinced myself he is plotting against the twins.”
うわ、しかも襲撃の時に締め切りのせいで都合よく不在だったんだよな。
もう半分くらい、あいつが双子に対して何か企んでるって自分の中で確信しかけてる。
“Something tells me that the invaders entering through WEST gate is gonna be important later on.”
侵入者たちが西門から入ってきたって話、あとで重要になりそうな気がする。
“So the attackers got in through an entrance that doesn’t exist? I think it’s pretty obvious at this point that someone let them in. Thankfully, it’s not Hikaru. That fake-out with him was great! Honestly, he’s the least sus, which would make him the prime candidate for being the traitor.”
つまり、襲撃者たちは存在しない入口から入ってきたってことか?
この時点で、誰かが中に入れたのはかなり明白だと思う。
ありがたいことにヒカルではなかったな。
あのヒカルへのフェイクは良かった。
正直、彼が一番怪しくない。
だからこそ、裏切り者の最有力候補になってしまうんだけど。
“carbon fiber arrows would have different weight and flight dynamics than he’s used to. With time switching would be smart, but until he’s had time to train with them making his own arrows makes sense.”
カーボン製の矢は、ユルが慣れているものとは重さも飛び方も違うはずだ。
時間をかけて切り替えるのは賢いだろうけど、訓練する時間があるまでは自分で矢を作るのも理にかなってる。
“Why did no one investigated the west gate? The conflicting information should’ve prompted an investigation”
なんで誰も西門を調べなかったんだ?
情報が食い違っているなら、調査が始まって当然だろ。
“Since the Kagemori’s got inside with the help of Asa, maybe a third party has been pulling the strings behind the scenes in an attempt to pit Higashi village vs Kagemori clan, and then come in after both sides were weakened and get all the spoils?”
影森たちはアサの助けで中に入ったわけだし、もしかすると第三勢力が裏で糸を引いていて、東村と影森一族を争わせようとしているのかもしれない。
そして両方が弱ったところで現れて、全部をかっさらうつもりなんじゃないか?
“Although those two demons with the long arms and legs are pretty scary themselves. My guess is that their master got lost in that pocket dimension and died, leaving them here as a nasty surprise for Dera.”
とはいえ、あの手足の長い二体のツガイ自体もかなり怖い。
俺の予想では、あいつらの主人はあの異空間で迷子になって死んで、デラへの嫌なサプライズとして残されたんじゃないかと思う。
感動・共感系
“I feel bad for the cashier.”
あの店員さんがかわいそうだった。
“So — no psychic powers — just getting too little sleep. Poor thing.”
つまり、超能力じゃなくて、ただ寝不足なだけだったのか。
かわいそうに。
“I love the blank stare the characters give when learning about things they can’t comprehend.”
理解できないものを知ったときに、キャラたちが見せるあの虚無の目が好き。
“Yoru learning about the modern world was cute and funny at the same time.”
ユルが現代社会について学んでいくの、可愛くもあり面白くもあった。
“Joe William Fredric Gabriel I and Kirk Douglas Audglaive Gabriel II are so cute 🤣🤣🤣”
ジョー・ウィリアム・フレドリック・ガブリエル1世と、カーク・ダグラス・オードグレイヴ・ガブリエル2世が可愛すぎる。
🤣🤣🤣
“I’ll never get tired of Yuru’s reaction to the modern world. It was just fun watching Tadera take him out on a shopping trip.”
ユルが現代世界に反応するのは、何度見ても飽きない。
タデラが彼を買い物に連れ回すのを見ているだけで楽しかった。
“I kinda like the 1 mooks basically got hired especially the girl. I honestly dont know what she would’ve contributed to the assault but she probably just took whatever job she can. Sad tho they’re expendable”
あの雑兵たちが基本的に雇われただけって感じなのは、ちょっと好きだ。
特にあの女の子。
正直、彼女が襲撃で何の役に立つのかは分からないけど、きっと受けられる仕事なら何でも受けたんだろうな。
でも、使い捨て扱いなのは悲しい。
“The Kagemori Clan still seems quite scary. I get the feeling that if they hire you, they are not the kind to quietly let you resign afterwards, especially not if they have got all your personal information thanks to those tsugai. Probably better than them just killing you right away, though, but I still feel bad for the girl with the sick mom.”
影森一族はやっぱりかなり怖い。
もし彼らに雇われたら、その後で静かに辞めさせてくれるタイプじゃない気がする。
特に、あのツガイのおかげで個人情報を全部握られているならなおさらだ。
まあ、すぐ殺されるよりはマシなのかもしれないけど、病気の母親がいるあの女の子のことはやっぱり気の毒に思う。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回はユルとアサの関係にひとつ確かな手触りが生まれる一方で、影森家の内部や侵入経路への疑念も一気に強まる回でした。
ユルの現代社会見学に笑う声が多かった一方で、ウィスパーによる情報開示や、雇われた侵入者たちの扱いに不穏さを感じるコメントも目立っていました。
特に「個人情報を握られること」と「使い捨ての労働力」という視点には、現代社会にも通じる深いテーマが見えます。
少し深掘りしてみましょう。
哲学から見るアニメ『黄泉のツガイ』
「使い捨てられる人間」カール・マルクスの疎外論
“I kinda like the 1 mooks basically got hired especially the girl. I honestly dont know what she would’ve contributed to the assault but she probably just took whatever job she can. Sad tho they’re expendable”
あの雑兵たちが基本的に雇われただけって感じなのは、ちょっと好きだ。
特にあの女の子。
正直、彼女が襲撃で何の役に立つのかは分からないけど、きっと受けられる仕事なら何でも受けたんだろうな。
でも、使い捨て扱いなのは悲しい。
このコメントは、ドイツの思想家カール・マルクスが指摘した「疎外論」と強く結びついています。
マルクスは、資本や巨大な組織の中で働く人間が、自分の労働の意味や人間としての尊厳から切り離され、ただの労働力として消費されていく構造を問題にしました。
今回の侵入者たちは、物語の中心にいる強大な一族やツガイ使いたちとは違い、ただ雇われ、命令され、そして失敗すれば簡単に切り捨てられる存在として描かれています。
特に病気の母親を抱える女の子のように、事情があって危険な仕事を受けざるを得ない人物は、まさに「自分の意思で選んだように見えて、実際には選ばされている」存在です。
彼女は一人の人間としての背景や生活を持っているにもかかわらず、組織から見れば単なる駒であり、代替可能な部品として扱われてしまう。
この非情さこそが、マルクスの言う疎外の核心にあります。
『黄泉のツガイ』の世界における戦いは、超常的な力の衝突であると同時に、その裏側で弱い立場の人間がいかに使い捨てられているかを浮かび上がらせているのです。
「個人情報で支配される恐怖」ジル・ドゥルーズの管理社会論
“The Kagemori Clan still seems quite scary. I get the feeling that if they hire you, they are not the kind to quietly let you resign afterwards, especially not if they have got all your personal information thanks to those tsugai. Probably better than them just killing you right away, though, but I still feel bad for the girl with the sick mom.”
影森一族はやっぱりかなり怖い。
もし彼らに雇われたら、その後で静かに辞めさせてくれるタイプじゃない気がする。
特に、あのツガイのおかげで個人情報を全部握られているならなおさらだ。
まあ、すぐ殺されるよりはマシなのかもしれないけど、病気の母親がいるあの女の子のことはやっぱり気の毒に思う。
このコメントは、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズが語った「管理社会論」を思わせます。
ドゥルーズは、現代社会では人間が単なる個人としてではなく、情報やデータの集合として管理されていくと考えました。
今回登場したウィスパーは、相手の個人情報を暴き出すツガイとして、まさに「人間を情報として把握する力」を象徴しています。
名前、家庭環境、弱み、逃げられない事情。
そうした情報を握られた瞬間、人は自由な主体ではなく、コントロール可能な対象になってしまいます。
影森一族に雇われた人間が、簡単に辞められないのではないかという海外ファンの不安は、単なる悪の組織への恐怖ではありません。
それは、自分の情報を握られた者が、どこまで自分の人生を自分で選べるのかという現代的な問いでもあります。
ツガイというファンタジー的な存在を通じて、『黄泉のツガイ』は情報社会における監視と支配の怖さを、かなり生々しく描いていると言えるでしょう。
「理解できないものに出会う瞬間」フッサールのエポケー
“I love the blank stare the characters give when learning about things they can’t comprehend.”
理解できないものを知ったときに、キャラたちが見せるあの虚無の目が好き。
このコメントは、現象学の創始者であるエトムント・フッサールの「エポケー(判断中止)」と重なります。
フッサールは、私たちが普段当たり前だと思っている世界の見方をいったん保留し、目の前に現れる事象そのものを見つめ直す態度を重視しました。
ユルが現代社会の道具や文化に触れたとき、あるいは周囲の人物が理解を超える出来事に直面したときに見せる空白の表情は、まさにそれまでの常識が一瞬停止する瞬間です。
彼らはすぐに理解したふりをするのではなく、分からなさをそのまま受け止め、言葉を失います。
その虚無の目はギャグとして面白い一方で、未知の世界に触れた人間の素直な反応でもあります。
ユルにとって現代社会は、便利で奇妙で、ときに理解不能なものに満ちています。
しかし、その理解不能さを通じて、彼は自分の常識が絶対ではないことを少しずつ知っていく。
この「分からない」という一瞬の停止こそが、新しい世界を認識するための入り口になっているのです。
まとめと感想
『黄泉のツガイ』第9話は、ユルとアサの関係に温かさが見える一方で、影森家の不気味さや、ツガイによる情報支配の怖さが際立つ回でした。
アサが両親の後悔をユルに伝える場面では、兄妹の間にまだ確かな絆が残っていることが感じられました。
その一方で、デラの武器庫のような家や、手長足長の異様な存在感、西門をめぐる不可解な侵入経路など、物語の不穏さはさらに増しています。
海外の反応でも、ユルの現代社会へのリアクションを楽しむ声と同時に、誰が侵入者を手引きしたのか、影森家の内部に裏切り者がいるのではないかという考察が多く見られました。
さらに、ウィスパーによって個人情報を暴かれる描写は、現代の監視社会にも通じる怖さを持っています。
ツガイの力が単なるバトル能力ではなく、人間関係や社会構造そのものを揺さぶる力として描かれている点が、この作品の面白さだと感じます。
ガブちゃんのツガイ2体の名前に爆笑したチロルです(笑)
ガブちゃん、カッコよくて可愛い。すっごくお気に入りです。
特にエンディングのガブちゃんがいいです٩(ᵒ ᗜ ᵒ)و
さて、引き続きこのブログでは第10話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
黄泉のツガイ 関連グッズ
©Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI