アニメ『杖と剣のウィストリア Season2』第20話
サブタイトルは「魔女の教え」
海外では新キャラクターへの反応や、ユリウスの意外な一面に触れたコメントなど、今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『杖と剣のウィストリア Season2』第20話 海外の反応と哲学的考察|え?ユリウスの性格が曲がった理由ってそれなの?(笑)
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Wait, so you’re telling me Julius became a brat because his puppy love got crushed when his crush married another man?”
待ってくれ。
つまりユリウスは、好きだった相手が別の男と結婚して初恋が砕け散ったせいで、あんなひねくれたガキになったってこと?
“No way Julius’s origin had him suffer a childhood heartbreak, no wonder he turned out to be such a twisted Tsundere. This scary witch would’ve eaten you already. Take off your clothes I’ve seen enough. Cerridwen is now my favourite character introduced in this season.”
まさかユリウスの原点が、子供の頃の失恋だったなんてな。
そりゃあんなにこじれたツンデレになるわけだ。
この怖い魔女なら、もうとっくにお前を食ってただろうな。
服を脱げ、もう十分見た。
ケリドウェンは今シーズンに登場したキャラの中で、今のところ一番好きになった。
“Childhood crush turned him spiteful of the world crazy”
子供の頃の片思いで、世界を恨むようなやばい奴になっちまったのか。
“Anna: “We all love our kindhearted Young Master Julius very much.” People at home: Huh? 10 minutes later People at home: Fair enough. Julius is just a massive tsundere.”
アンナ「私たちは皆、心優しいユリウス坊ちゃまのことが大好きです」
家で見てる人たち「え?」
10分後。
家で見てる人たち「なるほどね。
ユリウスはただの超巨大ツンデレだったんだな」
“If Kreutz’s plans were to succeed, and Elfie found out about him attempting to dissect will, Elfie would snap, turn him into a block of ice, and shatter him into a million pieces.”
もしクロイツの計画が成功して、ウィルを解剖しようとしていたことをエルフィが知ったら、エルフィはブチ切れてあいつを氷の塊にして、百万個くらいに砕くだろうな。
“Elfaria worrying about all the other girls going after Will meanwhile Julius showing his possessive side too: “I am the only one who gets to use you. I won’t let someone else just swoop in and steal you.” That ending caught me off-guard just as Will lmao”
エルファリアがウィルを狙う他の女子たちを心配している一方で、ユリウスまで独占欲を見せてきたの笑う。
「お前を使っていいのは僕だけだ。
他の誰かに横から奪わせたりしない」って。
あのラストはウィルと同じくらい不意打ちを食らったわ。
“Elfie did ask for her help, I suppose. So maybe it’s okay with her? Then again, I doubt that Elfie had anticipated for such a “lewd” request from Cerridwen.”
エルフィが彼女に助けを求めたんだろうし、たぶんエルフィ的には問題ないのかもしれない。
とはいえ、ケリドウェンがあんな「けしからん」要求をしてくるとは、エルフィも予想してなかったと思うけど。
笑い・ユーモア系
“Bro acts like his one unrequited childhood crush is some top 10 saddest anime backstory with how seriously he takes it and how much it still effects him, i am crying 😂 Bro literally shaped his entire personality off of that one crush”
兄弟、子供の頃のたった一度の片思いを、アニメ史上トップ10に入る悲しい過去みたいに真剣に受け止めてるのマジで泣く。
しかも今でもめちゃくちゃ影響されてるし。
あいつ本当に、その一回の恋で人格まるごと形成されてるじゃん。
“Kinda impressive that Julius is still not over his childhood crush on one of his maids, and despite what he says he’s still holding onto that necklace he got from her, what a baka.”
ユリウスが未だに子供の頃にメイドへ抱いていた初恋を引きずってるの、ある意味すごいな。
しかも口では何だかんだ言ってるくせに、彼女からもらったネックレスをまだ持ってるし。
なんてバカなんだ。
“Don’t forget If I were so inclined, I could dominate you in two seconds flat. Yes ple- I mean yeah she is great!”
忘れるなよ。
「その気になれば、2秒でお前を支配できる」だぞ。
はい、お願いします。
いや、そうじゃなくて、うん、彼女は最高だな!
“Will, when Mommy Witch tells you to take off your clothes, you don’t say はい? (What?), but はい! (YES!)!”
ウィル、ママ魔女が服を脱げと言ったときは「はい?」じゃないんだよ。
「はい!」って言うんだ!
“That Mad Dissector isn’t even trying to learn anything from that monster body, he’s just having fun randomly butchering it lol.”
あのマッド・ディセクター、あの怪物の体から何かを学ぼうとしてすらいないだろ。
ただ適当に切り刻んで楽しんでるだけじゃん。
“Take off your clothes You don’t have to ask me twice. But seriously, what a 10/10 character design.”
「服を脱げ」
二回も言わなくていいぞ。
でも真面目な話、キャラデザは10点満点中10点だ。
“I’ve been in the Cerridwen since last episodes preview, I didn’t even need to know her name then, I’m only going to refer to her by “Yes, ma’am””
前回の次回予告の時点で、もうケリドウェンに落ちてた。
その時点では名前すら知らなくてよかった。
これから彼女のことは「はい、奥様」とだけ呼ぶことにする。
“its probably his whole thing of copying elfie so well and it seems ars weiss has a down side of as the more clones you spawn the more you love will weakness.”
たぶんユリウスがエルフィをうまく真似しすぎてるのが原因なんだろうな。
アルス・ヴァイスには、クローンを増やせば増やすほどウィルへの愛が増して弱点になる、みたいな副作用があるのかもしれない。
深い考察系
“Julius really is the man who does 10 things at a time; one could say Julius is the hardest-working student, just because he can have clones, instead of it becming easy for him, it becomes extra hard. Not only does he have to maintain the clones with his mana, but he also has to keep focus on everything every clone does, as well as parallel process it. Julius really is showing all the efforts he has put in to become a top student.”
ユリウスは本当に、一度に10個のことをこなしている男なんだな。
クローンを使えるから楽になるどころか、むしろめちゃくちゃ大変になっている。
魔力でクローンを維持しなきゃいけないだけでなく、それぞれのクローンが何をしているかに集中し続けて、並列処理までしなきゃいけない。
ユリウスは上位の生徒になるために、どれほど努力を積み重ねてきたのかを見せてくれている。
“I guess, for now it’s very shallow depiction of “mad scientist”, where instead of focusing on “science” we are rather presented with the “mad” side, with hope that “dissection” part somehow will breach that gap don’t like writing where people talk a lot about X instead of demonstrating actual X-characteristics like here, what kind of scientist presented with unique single sample of specimen will fight the urge to dissect it as first priority? very scientific… and as result… feels very patched and dissonant”
今のところ「マッドサイエンティスト」の描写としてはかなり浅い気がする。
「科学」の部分よりも「狂ってる」部分ばかり見せられていて、「解剖」という要素がその穴を埋めてくれることを期待している感じだ。
こういう、実際にXらしい特徴を見せるんじゃなくて、キャラがXについてたくさん喋るだけの書き方はあまり好きじゃない。
目の前に唯一無二の標本がある科学者が、最優先で解剖したい欲求と戦うっていうのか?
実に科学的だな……。
結果として、かなり継ぎ接ぎでちぐはぐに感じる。
“There is something wrong with me hating on Kreutz when I like monsters like Dottore, and he is 100x worse. Maybe because Kreutz appears more deranged or uncomposed, it feels like he will be the sore loser who screams after he loses rather than accepting it gracefully.”
ドットーレみたいな怪物が好きなのに、クロイツのことは嫌いになる自分はどこかおかしいのかもしれない。
しかもドットーレの方が100倍ひどいのに。
たぶんクロイツはもっと錯乱していて余裕がないように見えるからだろうな。
負けたあとに潔く受け入れるタイプじゃなくて、みっともなく叫ぶ負け犬になりそうに感じるんだ。
“Cerridwen = Cauldron thats my prediction their names pronounciation is basically the same in Japanese and Will has the incline of knowing her for a long time. So I think Cerridwen is the old hag professor Cauldron from the Wizard School at the base of the tower. Also fuck Kreutz”
ケリドウェン=コールドロン、これが俺の予想だ。
日本語での名前の発音がほぼ同じだし、ウィルも彼女を昔から知っているような反応をしている。
だからケリドウェンは、塔の麓にある魔法学校の老教授コールドロンなんじゃないかと思う。
あとクロイツはマジで最悪。
“It’s funny how Elfie is being so vicious to anyone that tries to harm Will or any girl expresses interest towards him, meanwhile you have Cerridwen telling him to strip in front of her. So it isn’t that Kreutz is underestimating Will, but that he wants to monopolize him as a test subject to weaponize Wis.”
ウィルを傷つけようとする相手や、ウィルに興味を示す女の子に対してエルフィがあれだけ苛烈なのに、その一方でケリドウェンは彼に目の前で脱げと言っているのが面白い。
つまりクロイツはウィルを過小評価しているわけじゃなく、ウィスを兵器化するための実験対象として独占したいんだろうな。
“With prof Cerridwen in the spotlight, I think I was definitely feeling the right direction the show is going. Given how Kreutz is looking to chop Will up though, it’s no doubt going to be even deeper than just learning to anchor every magic type with their multos teacher. Time for some secrets of Wis to be unlocked!”
ケリドウェン教授が前面に出てきたことで、この作品が向かっている方向性はかなり良いと感じた。
ただ、クロイツがウィルを切り刻もうとしているところを見ると、単にマルトスの先生から各属性魔法の定着を学ぶだけでは終わらないのは間違いない。
ウィスの秘密がいよいよ解き明かされる時だ!
“One interesting to note is that the colourless faction still fear Elfaria somewhat. The only reason why they haven’t been struck down is because Elfaria doesn’t have concrete proof on what they are doing.”
興味深いのは、無色派閥が今でもエルファリアをある程度恐れていることだ。
彼らがまだ潰されていない唯一の理由は、エルファリアが彼らのやっていることについて確かな証拠を持っていないからなんだろう。
感動・共感系
“Male tsunderes are so underused in anime, we need more”
男ツンデレってアニメではあまりにも活用されてなさすぎる。
もっと必要だ。
“Yeah the animators put so much into her design she looks so good.”
うん、アニメーターたちは彼女のデザインにめちゃくちゃ力を入れてるな。
本当に見た目が良すぎる。
“Julius is such a tsundere lol.”
ユリウス、完全にツンデレじゃん。
“Cerridwen, member of the Mommy Faction”
ケリドウェン、ママ派閥の一員だな。
“You know how Julius said you need to be careful around unknown witches like that. I would do everything she would say in a heartbeat.”
ユリウスが、ああいう正体不明の魔女には気をつけろって言ってたよな。
俺なら彼女が言うこと全部、即座に従うけど。
“Facts.”
それな。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回はユリウスの過去、ケリドウェンの強烈な登場、そしてクロイツの不穏な目的に大きな注目が集まっていました。
特にユリウスについては、ただの高慢な天才ではなく、幼い頃の記憶や感情に今も縛られている人物として、海外ファンの間でも一気に「ツンデレ」認定されていました。
また、クローンを操る力についても、便利な能力に見えて実は多重の負荷を抱えるものだという考察が見られました。
少し深掘りしてみましょう。
哲学から見るアニメ『杖と剣のウィストリア Season2』
「失恋が人格を作る」ベルクソンの純粋記憶と持続
“Bro acts like his one unrequited childhood crush is some top 10 saddest anime backstory with how seriously he takes it and how much it still effects him, i am crying 😂 Bro literally shaped his entire personality off of that one crush”
兄さん、子供の頃のたった一度の片思いを、アニメ史上トップ10に入る悲しい過去みたいに真剣に受け止めてるのマジで泣く。
しかも今でもめちゃくちゃ影響されてるし。
あいつ本当に、その一回の恋で人格まるごと形成されてるじゃん。
このコメントは、フランスの哲学者アンリ・ベルクソンが語った「純粋記憶と持続」という考え方と重なります。
ベルクソンにとって過去とは、終わって消えてしまうものではありません。
それは無意識の奥に「純粋記憶」として残り、現在の私たちの行動や感情に静かに染み込み続けるものです。
ユリウスの幼い頃の失恋も、単なる過去の出来事として片付けられるものではありません。
彼の中ではその記憶が時間の中で持続し続け、現在のプライド、嫉妬、独占欲、そして歪んだ優しさにまで影響しているように見えます。
海外ファンが笑いながらも「人格まるごと形成されてる」と言ったのは、まさに過去が現在を作り続けるというベルクソン的な時間のあり方を直感的に捉えた反応です。
ユリウスは過去を思い出しているのではなく、過去と一緒に今を生きているのです。
「分裂する自己と増える負荷」ドゥルーズの分人
“Julius really is the man who does 10 things at a time; one could say Julius is the hardest-working student, just because he can have clones, instead of it becming easy for him, it becomes extra hard. Not only does he have to maintain the clones with his mana, but he also has to keep focus on everything every clone does, as well as parallel process it.”
ユリウスは本当に、一度に10個のことをこなしている男なんだな。
クローンを使えるから楽になるどころか、むしろめちゃくちゃ大変になっている。
魔力でクローンを維持しなきゃいけないだけでなく、それぞれのクローンが何をしているかに集中し続けて、並列処理までしなきゃいけない。
このコメントは、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズの「分人(ディヴィデュアル)」という発想で読むことができます。
近代的な「個人」は、一つの身体と一つの意識を持つ、まとまった存在として考えられてきました。
しかしドゥルーズ的な見方では、人間はもはや単一の個人ではなく、情報や機能や役割に分割され、複数の流れの中で管理される存在になります。
ユリウスのクローン能力は、この「分割された自己」を非常にわかりやすく映像化しています。
彼は一人でありながら複数であり、複数でありながら全てを一人で処理しなければなりません。
能力が増えるほど自由になるのではなく、維持、集中、判断、並列処理という負荷が増えていく。
これは現代社会で、いくつもの役割やアカウントや責任を同時に抱える私たち自身の姿にも重なります。
ユリウスの強さは、単に才能があることではなく、分裂した自己を必死に統御し続ける努力にあるのです。
「記号だけの狂気」ボードリヤールのシミュラークル
“I guess, for now it’s very shallow depiction of “mad scientist”, where instead of focusing on “science” we are rather presented with the “mad” side, with hope that “dissection” part somehow will breach that gap don’t like writing where people talk a lot about X instead of demonstrating actual X-characteristics”
今のところ「マッドサイエンティスト」の描写としてはかなり浅い気がする。
「科学」の部分よりも「狂ってる」部分ばかり見せられていて、「解剖」という要素がその穴を埋めてくれることを期待している感じだ。
こういう、実際にXらしい特徴を見せるんじゃなくて、キャラがXについてたくさん喋るだけの書き方はあまり好きじゃない。
このクロイツへの批判は、フランスの思想家ジャン・ボードリヤールの「シミュラークル」という概念で考えると面白いです。
シミュラークルとは、もともとの実体や本質が失われたまま、記号やイメージだけが独り歩きする状態を指します。
このコメントが指摘しているのは、クロイツが「科学者」としての探究心や論理性を見せるより先に、「狂っている科学者」という記号として提示されているのではないかという違和感です。
つまり、実際の科学的プロセスという中身よりも、解剖、狂気、笑い方、不気味さといった表層的な記号が前面に出ている。
視聴者はそこに「マッドサイエンティストっぽさ」を読み取りますが、その内側に本物の知性や探究があるのかを疑っているわけです。
ボードリヤール的に言えば、クロイツは「科学者の実体」ではなく、「科学者らしさの記号」として消費されている可能性があります。
だからこそ今後、彼が本当に危険な知性を持つ人物なのか、それとも狂気のイメージだけをまとった存在なのかが重要になってきます。
まとめと感想
『杖と剣のウィストリア Season2』第20話は、ユリウスの意外な過去と、謎の魔女ケリドウェンの登場によって、一気にキャラクターの見え方が変わる回でした。
海外の反応では、ユリウスが幼少期の失恋を引きずっていることに対するツッコミが非常に多く、彼を「男ツンデレ」として受け止める声が目立ちました。
その一方で、クローンを使う能力の負担や、クロイツの目的、ウィスの秘密に関する考察も多く、ただ笑えるだけではない深い反応も見られました。
ケリドウェンについては、登場直後から海外ファンの心を掴んでおり、強烈なキャラクターデザインとセリフのインパクトで一気に人気を集めています。
ウィルを巡ってエルファリア、ユリウス、ケリドウェン、そしてクロイツの思惑が重なり始めたことで、物語はさらに不穏で濃密な方向へ進んでいきそうです。
引き続きこのブログでは第21話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
杖と剣のウィストリア 関連グッズ
該当する商品が見つかりませんでした。
©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会