アニメ『日本三國』第11話「薪に臥して天を諭す」
海外では「10点満点のエピソード」や「帝が本当に平に逆らった!」など、今回も様々な意見がありました!
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『日本三國』第11話 海外の反応と哲学的考察|帝が本当に逆らった!
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“holy shit peak 10/10 episode bro was 10 steps ahead.”
なんてこった、最高すぎる。
10点満点の回だ。
あいつは10手先を読んでたんだな。
“The (I believe?) second to last episode. What the fuck man. The anime keeps me hooked throughout the whole episode and always ends on a mega hype scene. Its not fair.”
たぶん、最後から2番目のエピソードだよな?
何なんだよこれ。
このアニメ、毎回ずっと画面に釘付けにしてくるし、いつも超盛り上がる場面で終わる。
ずるすぎるだろ。
“The Emperor actually went against Taira! That was such a big moment, I figured it would head into that direction but it still surprised me to see it play out.”
帝が本当に平に逆らった!
あれはものすごく大きな瞬間だった。
そういう方向に行くとは思っていたけど、実際にそうなるのを見るとやっぱり驚いた。
“I would have never predicted the plan to use scraps of cars of bygone era to secure an ambush.”
過ぎ去った時代の車の残骸を使って待ち伏せを成立させる作戦なんて、絶対に予想できなかった。
“10/10 episode, my theory got litterally destroyed in every sense imaginable ;-;”
10点満点のエピソードだった。
俺の考察は、考えられるあらゆる意味で文字通り粉々に破壊された。
“THE EMPEROR DID IT! Incredible.”
帝がやった!
信じられない。
“The tension between Aoteru and Denki was insane this episode. Aoteru’s head could have been lopped off any second but he navigated the labyrinth of political intrigue so perfectly that he stunlocked the entire room.”
今回の青輝と殿器の緊張感は異常だった。
青輝の首なんていつ刎ねられてもおかしくなかったのに、彼は政治的陰謀の迷宮を完璧に切り抜けて、部屋全体を完全に固まらせた。
“Also Taira actually says out loud in the chamber that he executed Misumi’s wife. He really went there, that’s how secure he thinks he is.”
それに平は、議場で三角の妻を処刑したって本当に口に出して言ったんだよな。
そこまで言うのかよ。
それだけ自分の立場が安泰だと思っているってことだ。
笑い・ユーモア系
“How dare you give me more of what I come for?”
俺が見たいものをさらに出してくるなんて、よくもやってくれたな?
“The idea of war dentists is both hilarious and terrifying”
戦争歯科医という発想、笑えるのに怖すぎる。
“Maguro’s the name and he’s got game lol.”
マグロって名前で、しかもやることがうまいの笑う。
“He’ll be safe as long as he doesn’t run out to the battlefield like a general with a death wish lol.”
死にたがりの将軍みたいに戦場へ飛び出さない限り、あいつは無事だろうな。
“Tsune is such a praise freak HAHAHA”
ツネは本当に褒められたがりすぎる。
笑った。
“Oh great, another 5 and 1/2 minute episode 😭”
ああ最高だな、また5分半で終わるエピソードだ。
“Misumi and Ryumon gonna come back from war only for this rotund piece of shit to become emperor himself”
三角と龍門が戦争から戻ってきたら、この丸っこいクソ野郎が自分で帝になってる展開になりそう。
“Well, would you look at that. Somebody finally found his balls.”
おやおや、見てみろよ。
ようやく度胸を見つけた奴がいるぞ。
深い考察系
“It literally highlights the fact that Denki has been playing 5D chess all along and letting Aoteru (and to some extent Ryumon) get the win here was nothing more than just one part of a much grander scheme.”
これは、殿器がずっと5次元チェスをしていたという事実をまさに浮き彫りにしている。
青輝、そしてある程度は龍門にここで勝たせたことも、もっと大きな計画の一部にすぎなかったんだ。
“Proves to show that there’s more than just one winning strategy and Aoteru who had to take it upon himself and act to make something happen in his favor is not always the winning one. Sometimes, you also just have to sit back and let the pieces fall where they may.”
勝つための戦略は一つだけじゃないってことを示している。
青輝のように自分で引き受けて動き、状況を有利にしようとするやり方が、いつも勝ち筋になるわけじゃない。
時にはただ座って、駒が落ちるべき場所に落ちるのを待つ必要もあるんだ。
“To subdue the enemy without fighting is the acme of skill.”
戦わずして敵を屈服させることこそ、技量の極みである。
“Maguro quotes Lao Tzu from the 56th chapter of the Tao Te Ching: “He who knows does not speak. He who speaks does not know.””
マグロは『老子道徳経』第56章の老子の言葉を引用している。
「知る者は言わず。 言う者は知らず。」
“I think many times in war we can only think of pushing forward. Many times we aren’t aware of the actions that can cause war.”
戦争では、多くの場合、前に進むことばかり考えてしまうんだと思う。
そして、戦争を引き起こしうる行動に自分たちが気づいていないことも多い。
“There is a difference between being told the answer and coming up with the answer. As you understand, what led you to the conclusion where, when you were told the answer, you were more likely won’t understand why you came to the conclusion.”
答えを教えられることと、自分で答えにたどり着くことには違いがある。
自分で理解して結論に至ったときは、なぜそこにたどり着いたのか分かる。
でも答えだけを教えられた場合は、なぜその結論になったのかを理解できないことが多い。
“To me, Taira’s words don’t mean that the emperor started thinking strategically. Rather, they suggest that he began to think and act as an emperor who cares about his people and tries to protect lives, even if that means opposing the Taira clan.”
自分には、平の言葉は帝が戦略的に考え始めたという意味には見えない。
むしろ、平家に逆らうことになっても民を思い、命を守ろうとする帝として考え、行動し始めたということを示しているように思う。
“Also, the end where Denki unexpectedly got checkmate’d could foreshadow that despite all his tactical planning and puppetmaster behaviour, he could get his comeuppance due to unforeseen circumstances”
それに、最後に殿器が予想外にチェックメイトされた場面は、彼がどれほど戦術を練り、人形遣いのように振る舞っていても、予期せぬ事態によって報いを受ける可能性を示しているのかもしれない。
感動・共感系
“I really like seeing when their eyes light up, it conveys so much. The Emperor’s edict of withdrawal, Aoteru receiving it, Yoshitsune delivering it to Ryuumon, and then Ryuumon finally receiving it. Hopefully it’ll go well, I want Kaku to at least hear of this win before he potentially passes.”
彼らの目が輝く瞬間を見るのが本当に好きだ。
あれだけで多くのことが伝わってくる。
帝の撤退の勅書、青輝がそれを受け取り、芳経が龍門に届け、そして龍門がついにそれを受け取る。
うまくいってほしい。
賀来には、せめてこの勝利の知らせを聞いてから逝ってほしい。
“I always love Tsune-chan-san’s unwaverable belief in Misumi and can’t wait to see my boys soar to newer heights! And to see Ryumon smile once he realizes his trust in them was warranted 😭”
ツネちゃんさんの三角への揺るぎない信頼がいつも大好きだ。
うちの推したちがさらに高く羽ばたくのを見るのが待ちきれない!
そして、自分の信頼が間違っていなかったと気づいた龍門が笑うところも見たい。
“The writing, dialogue, characters music, cinematography and artstyle are all top tier. The animation is also very good even if it’s not the best I have seen. However, the animation more than does it’s job.”
脚本、会話、キャラクター、音楽、映像の見せ方、美術スタイル、その全部がトップクラスだ。
作画も、今まで見た中で最高とまでは言わないけど、とても良い。
それに作画は十分すぎるほど役目を果たしている。
“I do pity him since his only option to survive is to be the Taira’s puppet. He was only a child when they made him marry Taira’s daughter, who was wayyy older than him, and he knew that his predecessor is assassinated by the same. Despite that, he still manage to muster enough courage to make the edict right in front of the court.”
彼のことは可哀想だと思う。
生き残るための唯一の選択肢が、平の操り人形になることだったからだ。
彼はまだ子供だったのに、ずっと年上の平の娘と結婚させられた。
しかも、前任者が同じ相手によって暗殺されたことも知っていた。
それでも彼は、朝廷の目の前で勅書を出すだけの勇気をどうにか奮い起こしたんだ。
“The Emperor might just be a Taira puppet, but I respect him actually taking a stand and siding with Musumi’s plan. Or rather, Kaku’s plan.”
帝はただの平の傀儡なのかもしれない。
でも、実際に立ち上がって三角の策に味方したことは尊敬する。
いや、正確には賀来の策か。
“Takes a special kind of person to get a puppet to defy its own strings. It’s insane to think about how that decree was the first real move Fuji’s made as an emperor in a while.”
操り人形に自分の糸へ逆らわせるには、特別な人間が必要なんだ。
あの勅書が、藤が久しぶりに帝として行った最初の本当の一手だったと考えると、とんでもないことだよ。
“GOD it makes me so sad to think its a potentially years-long wait for another season of this. its not fair man”
ああ、この続きのシーズンを何年も待つことになるかもしれないと思うと、本当に悲しくなる。
こんなのずるいよ。
“Man, I love this series so much. Wish the episodes were longer tho for real.”
いやもう、このシリーズが本当に大好きだ。
でもマジでエピソードはもっと長くしてほしい。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
第11話では、青輝と殿器の緊迫した政治戦、そして帝が下した撤退の勅書に大きな反応が集まっていました。
海外ファンの間では、青輝の行動力だけでなく、殿器のさらに大きな策や、藤3世が「傀儡」ではなく帝として一歩を踏み出したことへの考察も目立ちました。
戦うこと、待つこと、語らないこと、自分で答えにたどり着くこと。
今回の反応には、戦略と統治をめぐる哲学的な視点が多く見られました。
少し深掘りしてみましょう。
海外の反応と哲学考察を組み合わせた動画をYoutubeで毎週公開しています。
▼最新回はこちら
哲学から見るアニメ『日本三國』
「戦わずして勝つ」孫子の兵法
“To subdue the enemy without fighting is the acme of skill.”
戦わずして敵を屈服させることこそ、技量の極みである。
この海外コメントは、第11話で青輝が口にした孫子兵法の言葉と重なります。
国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。
軍を全うするを上と為し、軍を破るはこれに次ぐ。
戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。
(孫子兵法 謀攻篇より)
孫子がここで説いているのは、単なる「非戦」や「優しい戦い」ではありません。
むしろ、戦争を国家経営の視点から見たとき、敵国も敵軍も徹底的に破壊してしまえば、たとえ勝っても得るものは小さくなるという冷徹な合理性です。
国を丸ごと保ったまま従わせることが最上であり、軍を無傷に近い形で屈服させることが最上である。
だからこそ、武力衝突そのものに入る前に、相手の判断、士気、進路、そして戦う条件をこちらの望む形へ誘導することが「善の善なる者」とされます。
『日本三國』第11話で青輝が見せたのも、この孫子の思想そのものでした。
彼が欲した撤退の勅命は、本物の勅命でありながら、本当の撤退を意味するものではありません。
帝の権威によって「撤退」という形に現実味を持たせ、聖夷軍の認識と行動を動かすための戦略的な一手でした。
つまり青輝は、戦場で兵をぶつける前に、朝廷での答弁によってすでに戦いの条件を作り替えていたのです。
剣ではなく言葉で、兵力ではなく権威で、正面衝突ではなく認識の操作で勝ち筋を作る。
この場面が強く印象に残るのは、孫子の「戦わずして勝つ」が理想論ではなく、政治と軍略が絡み合う『日本三國』の世界で、極めて実践的な策として描かれていたからではないでしょうか。
「知る者は言わず」老子の沈黙の知恵
“Maguro quotes Lao Tzu from the 56th chapter of the Tao Te Ching: “He who knows does not speak. He who speaks does not know.””
マグロは『老子道徳経』第56章の老子の言葉を引用している。
「知る者は言わず。
言う者は知らず。」
このコメントにある「知る者は言わず、言う者は知らず」は、老子の思想として知られる言葉です。
深い真理を本当に理解している者は、それを軽々しく語らない。
逆に、多くを語りすぎる者は、まだ本質に届いていない。
そうした認識の限界と沈黙の知恵を示しています。
第11話では、誰がどこまで真意を語り、誰が沈黙の裏にどれほどの計算を隠しているのかが重要でした。
青輝の言葉は大胆でありながら、すべてを明かすものではありません。
殿器の言葉もまた、表面的な勝敗だけでは測れない深い策略をにおわせていました。
多くを語ることが必ずしも真実に近づくことではない。
この回の重さは、言葉の裏にある沈黙や含みが、政治の場でどれほど大きな力を持つのかを見せていた点にあります。
「答えを教えるのではなく導く」ソクラテスの産婆術
“There is a difference between being told the answer and coming up with the answer. As you understand, what led you to the conclusion where, when you were told the answer, you were more likely won’t understand why you came to the conclusion.”
答えを教えられることと、自分で答えにたどり着くことには違いがある。
自分で理解して結論に至ったときは、なぜそこにたどり着いたのか分かる。
でも答えだけを教えられた場合は、なぜその結論になったのかを理解できないことが多い。
このコメントは、ソクラテスの産婆術を思わせます。
産婆術とは、相手に答えを一方的に与えるのではなく、問いかけを通じて相手自身の内側から答えを生み出させる方法です。
ただ命令されて従うのと、自分で考えて納得して決断するのでは、同じ行動でも意味がまったく変わります。
第11話の帝の判断も、まさにそこが重要でした。
誰かに正解を押しつけられたのではなく、自分の立場と民の命を踏まえたうえで、帝として勅書を出す。
その瞬間、彼は単なる傀儡ではなく、自分の判断を持つ存在として立ち上がったように見えます。
答えを知ることよりも、なぜその答えに至ったのかを理解すること。
青輝が開いた突破口は、帝自身にその結論を選ばせるための場でもあったのではないでしょうか。
もちろん、青輝に考えさせ、その行動をさせた賀来軍師の凄さが背景にあるのです。
まとめと感想
『日本三國』第11話は、戦場の激突ではなく、政治と判断によって局面が大きく動いた回でした。
青輝が殿器と対峙し、命を落としてもおかしくない状況の中で撤退の意味を語る場面には、海外でも強い緊張感を感じた声が多く見られました。
そして何より、藤3世が撤退の勅書を出したことへの反応が非常に大きかったです。
傀儡と思われていた帝が、自分の意志で一歩を踏み出したように見えた瞬間は、多くの視聴者にとって印象的だったのでしょう。
一方で、殿器が本当に追い詰められたのか、それともさらに大きな計略の一部なのかという考察も多く、ただの勝利では終わらない不穏さも残っています。
「戦わずして勝つ」という孫子の視点、「知る者は言わず」という老子の視点、そして「自分で答えにたどり着く」というソクラテス的な視点。
今回の第11話は、そうした思想と重なるほど、言葉と沈黙と決断が重い意味を持つエピソードでした。
個人的には…原作での私の好きなシーンがなかったのがちょっと残念でした…。
帝の心の声、漫画では「ちゅうより、彼を信じた龍門を信じたいんやっ!」と、
「朕、この後先帝みたいに内務卿に処されるかもしらんけど、この世に未練などあるかいっ。」ってところが「朕、処される?」ってギャグのところだけになっていた…。
廃車を歯医者と言ったりする、ぼけた帝がちょっとお気に入りだったので、「あー、そこカットしたのかー」と、ちょっと残念に思ってしまった(笑)
プチ推しのガックシ感(笑)
でもアニメで「勅命を下す!」という部分を衝撃的に魅せるためには、あの演出がベストだったと思います。
朕の目が紫色に光っていた演出は素晴らしかったし、「三角よ!進めぇー!」「はっ!」の部分も感動的でした。
原作の世界観を一切壊さない上に、より凄いものに仕上げてくるスタジオカフカ、さすがですよね!
さて、引き続きこのブログでは第12話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
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