アニメ『株式会社マジルミエ 第2期』第1話「誰もが憧れる立派なひとつの職業」
海外では第2期の開幕を喜ぶ声や、新たなOP・EDへの反応、そして越谷仁美をめぐる家族と仕事の問題に注目するコメントが多く見られました。
さっそくRedditを中心とした海外の反応を見て行きましょう。
後半では海外の反応から哲学的考察をしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『株式会社マジルミエ 第2期』第1話 海外の反応と哲学的考察|越谷!カナ!帰ってきてくれて本当にうれしい‼そしてEDでマリン⁉
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Also, I wasn’t expecting to hear Marine from Hololive singing the ED. That caught me off guard.”
それと、EDでホロライブのマリンが歌ってるのを聞くとは思ってなかった。
完全に不意打ちだった。
“Nearly choked on my drink when I heard Marine’s voice during the ED, I had no idea she was asked to sing for a proper anime. Ahoy!”
EDでマリンの声が聞こえた瞬間、飲み物を吹きそうになった。
ちゃんとしたアニメの曲を歌うよう頼まれていたなんて全然知らなかったよ。
Ahoy!
“The Magic Power head is Koshigaya’s dad!? And he’s all but disowned her!?”
魔力エネルギー庁のトップって越谷の父親なのか!?
しかもほとんど勘当してるような状態じゃないか!?
“So glad this is back nearly been 2 years damn i thought it was 1 year only and we get back to it”
これが帰ってきてくれて本当にうれしい。
ほぼ2年ぶりだったんだな、くそ。
1年くらいだと思ってたけど、ようやく戻ってきた。
“Damn, that’s unfortunate.”
うわ、それはついてないな。
笑い・ユーモア系
“I was thinking Mr. Kouji was going to whip out his magical girl dress in the middle of the Magical Council meeting after getting approval to tackle the research job lol.”
研究案件に取り組む承認を得たあとで、浩司さんが魔法会議の真っ最中に魔法少女のドレスを取り出すんじゃないかと思ってたわ。
笑った。
“Burn the sight of Shigemoto in a suit into your retina Kana, you may never see it again if he can help it.”
スーツ姿の重本を網膜に焼き付けておけ、カナ。
本人が避けられるなら、もう二度と見られないかもしれないぞ。
“The way Shigemoto exposed Manda was amusing, he was definitely not ready for that.”
重本が萬田を暴いたやり方は面白かった。
あいつ、絶対にあれを食らう準備なんてできてなかったな。
“Quite the boomer mentality to pick the option that is cheaper right now despite causing problems down the line. I’m surprise Koshi didn’t smack that slime.”
後々問題を引き起こすのに、今安いからって選択肢を選ぶのはかなり古い世代の発想だな。
越谷があのスライム野郎をぶん殴らなかったのが意外なくらいだ。
“LMAO at the shady science facility in the woods.”
森の中にある怪しすぎる科学施設で笑った。
“It is weird to see him wearing that.”
彼があれを着てるのを見るのは妙な感じだな。
“PS: The way Koshigaya walks in the OP weirds me out.”
追伸。
OPでの越谷の歩き方、なんか妙に気になる。
深い考察系
“Well after watching the new first episode, I preferred Koshigaya’s original VA’s “gruffier” sound, but I still think this new VA did a decent job filling the role. I’m sensing Director Koshigaya was so adamantly against Hitomi becoming a magical girl, because he probably saw first hand all the danger they faced. But, his rigid attitude or maybe ‘tough love’ wasn’t able to come through.”
新しい第1話を見たあとだと、越谷の元の声優のもっと荒っぽい声の方が好みではあった。
でも、新しい声優も役を引き継ぐうえでちゃんと良い仕事をしていたと思う。
越谷長官が仁美が魔法少女になることにあれほど強く反対していたのは、たぶん魔法少女たちが直面する危険を間近で見てきたからなんだろうな。
ただ、その頑固な態度というか、もしかしたら『厳しい愛情』だったものが、うまく伝わらなかったんだと思う。
“The mention of Magical Girls being kids during the government organization days is making worried it worked like Lycoris Recoil and they were treated as disposable pawns.”
政府組織時代の魔法少女が子どもだったという話が出てきて、不安になってきた。
リコリス・リコイルみたいに、使い捨ての駒として扱われていたんじゃないかって。
“The bureaucratic meeting at the beginning was a little long but the storyline they’re setting up is interesting with Hitomi feeling conflicted but I do ultimately think she will want the Alice system test to succeed. I also wonder if Mr. Koshigaya genuinely believes that magic should be less regulated or if he’s in the pocket of some powerful people looking to make money. The real world business similarities to this don’t seem to be accidental. Kana seemed really suspicious of him and his possible ulterior motives.”
冒頭の官僚的な会議は少し長かったけど、仁美が葛藤する形で組み立てているストーリーは面白い。
最終的には彼女もアリスシステムの実験が成功してほしいと思うはずだ。
それに、越谷氏が本気で魔法の規制を緩めるべきだと信じているのか、それとも金儲けを狙う権力者たちに取り込まれているのかも気になる。
これが現実世界のビジネスと似ているのは偶然じゃなさそうだ。
カナは彼と、その裏にあるかもしれない思惑をかなり疑っているように見えた。
“So much fun having this back, great OP and ED too. I love how much this is also a show about software development as much as it’s about magical girls. That dude who asked Koshigaya to throw the fight to save her father isn’t considering that asking that of a daughter who’s been disowned might backfire. Since she immediately discussed it with Kana I assume that’s not about to happen. I really should have done a rewatch of S1 for this too but I ran out of time.”
これが戻ってきて本当に楽しい。
OPもEDも素晴らしい。
この作品が魔法少女の話であるのと同じくらい、ソフトウェア開発の話でもあるところが大好きだ。
越谷に父親を救うために手を抜けと頼んだあの男は、勘当された娘にそんなことを頼んだら裏目に出るかもしれないって考えてないんだな。
彼女がすぐカナに相談したから、たぶんそんな展開にはならないと思う。
本当はこれに備えて1期を見返すべきだったけど、時間がなかった。
“Magilumiere though, does a really good job of making the style ‘realistic” – the difference between a small start up company versus a large corporation, the need to develop operating systems, even on a personal level of trying to find work after leaving college (1st season)”
それにしてもマジルミエは、この作風を『現実的』に見せるのが本当に上手い。
小さなスタートアップ企業と大企業の違い、オペレーティングシステムを開発する必要性、さらには大学を出たあとに仕事を探すという個人レベルの話まで描いている。
1期の時点からそうだった。
“This shady guy trying to get Koshigaya to fail the research experiment is SUPER shady, especially when he insinuates that if the Alice System prevents the easing of magic regulation that her father and AST are spearheading, he’ll be out of a job. Will Koshigaya do her duty as a Magical Girl even if it means screwing over her father?”
研究実験を失敗させるよう越谷に仕向けているこの怪しい男、マジでめちゃくちゃ怪しい。
特に、アリスシステムが彼女の父親とアストが進めている魔法規制緩和を阻止すれば、父親は職を失うことになると匂わせているところがそうだ。
越谷は父親を不利にすることになっても、魔法少女としての義務を果たすのだろうか?
“”With all due respect, that’s exactly how this society works” Kinda wish she kicked her ass after that shit statement, if the way society works sucks, then the point must be to change it.”
「失礼ながら、それこそがこの社会の仕組みです」。
そのクソみたいな発言のあと、彼女が相手を蹴り飛ばしてくれたらよかったのにと思った。
社会の仕組みがクソなら、変えることこそが大事なんだろ。
“‘You must make a tough choice Koshigaya: help the father who disowned you and plans to lie in order to increase his wealth while endangering the world or do your job well and perhaps help save the world.'”
「越谷、君は厳しい選択をしなければならない。
君を勘当し、自分の富を増やすために嘘をつこうとして世界を危険にさらす父親を助けるのか。
それとも自分の仕事をきちんとこなして、世界を救うかもしれない道を選ぶのか」
感動・共感系
“Koshigaya’s lucky to have a friend like Kana on her side. We could all use someone like that in our corner.”
越谷はカナみたいな友達が味方にいて幸運だよ。
誰にだって、ああいう存在がそばにいてくれたらありがたい。
“Really glad this is back. Was already feeling pretty overwhelmed with how much there was to watch today and hadn’t even looked at Prime yet. Guess I’m watching (at least) one more!”
これが戻ってきて本当にうれしい。
今日は見るものが多すぎてすでにかなり圧倒されていたし、まだPrimeすら見てなかった。
どうやら少なくとももう1本は見ることになりそうだ。
“My condolences to the mom who genuinely seems like she misses her daughter when her husband barely acknowledges she even exists and won’t even tell her that she’s currently thriving as a Magical Girl.”
娘を本気で恋しがっているように見えるお母さんが気の毒だ。
夫の方は娘が存在していることすらほとんど認めないし、彼女が今、魔法少女として立派に活躍していることも伝えようとしないんだから。
“Obviously Koshigaya isn’t too bothered by her dad’s behavior towards her, she’s just happy doing her own thing, even if she still cares about him and her family. Luckily she’s got (not) drunk Kannachi to whine about how unfair it is for her!”
明らかに越谷は、父親の自分に対する態度をそこまで気にしていない。
彼女はただ自分のやりたいことをして幸せなんだろう。
それでも父親や家族を気にかけてはいるんだけどね。
幸いにも、彼女のために「それは不公平だ」と愚痴ってくれる酔ってないカンナっちがいる!
“I’m so happy this is back! Loving the new OP/ED I like that we find out more about Hitomi’s family life. She’s as cool as ever”
これが戻ってきて本当にうれしい!
新しいOPとEDも大好きだ。
仁美の家庭事情がもっと分かるのもいいね。
彼女は相変わらず最高にかっこいい。
“Kana noticing her smile was just that little bit off was impressive. She made many great faces this episode. It’s cute seeing Kana try supporting Koshigaya.”
カナが、彼女の笑顔がほんの少しだけいつもと違うことに気づいたのはすごかった。
今回のカナは良い表情をたくさんしていたね。
越谷を支えようとするカナを見るのが可愛かった。
“Impressive that Kana could notice that.”
カナがあれに気づけたのはすごい。
“We’re back in business! Hitomi was committed from the start. She didn’t listen to her father then, she’s not going to now. This isn’t just about one man.”
仕事再開だ!
仁美は最初から覚悟を決めていた。
あの時も父親の言うことを聞かなかったんだから、今さら聞くはずがない。
これはたった一人の男の問題じゃないんだ。
引用元:
Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
第2期の開幕に対して、海外ファンからは「戻ってきてうれしい」という喜びの声が多く上がっていました。
一方で、アリスシステムの実験、魔法規制緩和、そして越谷仁美と父・越谷憲司の関係性にはかなり鋭い視線が向けられていました。
特にカナが仁美のわずかな違和感に気づき、そばで支えようとする姿には共感の声が集まっていました。
今回の反応には、社会の仕組みを変えること、血縁と職業倫理の衝突、自分の人生を自分で選ぶことに関わる哲学的なテーマが多く見られます。
少し深掘りしてみましょう。

哲学から見るアニメ『株式会社マジルミエ 第2期』
「社会がそうなら変えればいい」マルクスの実践主義
“”With all due respect, that’s exactly how this society works” Kinda wish she kicked her ass after that shit statement, if the way society works sucks, then the point must be to change it.”
「失礼ながら、それこそがこの社会の仕組みです」。
そのクソみたいな発言のあと、彼女が相手を蹴り飛ばしてくれたらよかったのにと思った。
社会の仕組みがクソなら、変えることこそが大事なんだろ。
このコメントは、ドイツの思想家カール・マルクスの「フォイエルバッハに関するテーゼ」を思わせます。
マルクスは、世界をただ解釈するだけでなく、現実そのものを変革することが重要だと考えました。
ここで海外ファンが反応しているのは、「社会とはそういうものだ」という諦めの言葉に対する強い拒否感です。
不公平な仕組みを前にして、それを「そういう社会だから」と受け入れるのではなく、問題のある構造なら変えるべきだという怒りが込められています。
『株式会社マジルミエ』は魔法少女を職業として描く作品ですが、その裏側には業界の力関係、官僚的な会議、大企業とベンチャーの格差、規制をめぐる政治的な駆け引きが存在しています。
つまり魔法少女の戦いは、怪異との戦闘だけではありません。
社会制度そのものにどう向き合うのかという戦いでもあるのです。
このコメントは、重本浩司たちマジルミエがアリスシステムによって業界の常識を変えようとしている姿と重なります。
マルクス的に見れば、彼らの仕事は単なる業務改善ではなく、既存の社会構造に対する実践的な変革なのです。
「父を助けるか、職務を果たすか」カントの義務論
“‘You must make a tough choice Koshigaya: help the father who disowned you and plans to lie in order to increase his wealth while endangering the world or do your job well and perhaps help save the world.'”
「越谷、君は厳しい選択をしなければならない。
君を勘当し、自分の富を増やすために嘘をつこうとして世界を危険にさらす父親を助けるのか。
それとも自分の仕事をきちんとこなして、世界を救うかもしれない道を選ぶのか」
このコメントにある越谷仁美の葛藤は、ドイツの哲学者イマヌエル・カントの「義務論」と深く結びついています。
カントは、人間が道徳的に行動するためには、個人的な感情や利害ではなく、普遍的な義務に従うべきだと考えました。
ここで越谷に突きつけられているのは、父親への情と、魔法少女としての職務の衝突です。
父である越谷憲司を守ることは、家族としては自然な感情かもしれません。
しかし、そのために仕事を歪めたり、危険を見過ごしたりするなら、それは魔法少女としての義務に反する行為になります。
カントの立場からすれば、正しい行為とは「自分に都合がいいから選ぶもの」ではありません。
誰にとっても正しいといえる原理に従って選ぶものです。
仁美が父の立場や過去に引きずられず、自分の仕事を果たそうとするなら、それはまさにカント的な意味での道徳的選択と言えるでしょう。
今回の物語は、親子の問題に見えて、その奥では「職業人として何を守るべきか」という倫理の問題を描いているのです。
「父の言葉ではなく自分の選択で生きる」サルトルの実存主義
“We’re back in business! Hitomi was committed from the start. She didn’t listen to her father then, she’s not going to now. This isn’t just about one man.”
仕事再開だ!
仁美は最初から覚悟を決めていた。
あの時も父親の言うことを聞かなかったんだから、今さら聞くはずがない。
これはたった一人の男の問題じゃないんだ。
このコメントは、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの実存主義と重なります。
サルトルは、人間にはあらかじめ決められた本質などなく、自分の選択と行動によって自分自身を作っていくのだと考えました。
越谷仁美は、父から反対され、家を出ることになった過去を持っています。
しかし彼女は「父に認められなかった娘」という役割に閉じ込められているわけではありません。
自分の意思で魔法少女になり、自分の仕事を選び、自分の現場で生きています。
サルトル的に言えば、仁美は与えられた家族関係や社会的な立場によって定義される存在ではなく、選択によって自分を定義している存在です。
今回、彼女に父をめぐる不穏な提案が持ちかけられたことは、過去のしがらみが再び彼女を縛ろうとしているようにも見えます。
しかし海外ファンが指摘するように、仁美は最初から自分の道を選んできた人物です。
父のためでも、誰かに言われたからでもなく、自分が正しいと思う仕事をする。
その姿こそが、サルトルの言う「実存は本質に先立つ」という考えを体現しているのです。
まとめと感想
『株式会社マジルミエ 第2期』第1話は、魔法少女アニメでありながら、企業、規制、研究開発、家族関係、職業倫理が一気に前面へ出てくる濃い開幕回でした。
重本浩司が提案したアリスシステムは、単なる新技術ではなく、魔法少女業界そのもののあり方を問い直す存在として描かれています。
その一方で、越谷仁美には父・越谷憲司との関係や、仕事と家族の間で揺れる難しい問題が突きつけられました。
海外の反応でも、カナが仁美の小さな変化に気づいたことや、仁美を支えようとする姿に心を動かされた人が多かった印象です。
魔法少女としての仕事は、怪異を倒すだけではなく、社会の不合理や大人たちの思惑と向き合うことでもある。
第2期の第1話から、まさに『株式会社マジルミエ』らしい仕事と信念の物語が始まったと言えそうです。
個人的に大大大大好きな作品!マジルミエおかえり!
越谷の声が変わった事すらも気付かないくらい自然だった!海外コメントで変わった事を知ったくらい。
相変わらずこの作品は本当に良い!
なんだろう。このマジルミエ独特の世界観。
何と表現していいのかわからないけど、とにかく好き!
今期は凄い作品がたくさんあるけど、マジルミエが私の心のオアシスになりそうです!
引き続きこのブログでは第2話も海外の反応をお届けしますのでお楽しみに!
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