アニメ『黄泉のツガイ』第5話。サブタイトルは「兎と亀」。
海外では、アサの想像以上のブラコンと、いまだにどの陣営を信じればいいのかわからない戸惑いが多く見られました。
さっそく、Redditを中心とした海外の反応を一気にご紹介します!
そして後半では、哲学的に面白いコメントをじっくり深掘りしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『黄泉のツガイ』第5話 海外の反応|アサにハグをあげてくれ。(笑)
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“Did they fall from the dragon from the plane ?”
あれ、飛行機からドラゴンに乗って落ちてきたの?
“Close enough, welcome back Nina Tucker!”
だいたい合ってるな、おかえりニーナ・タッカー!
“Did the author really have to bring the trauma of Ninalexander back with the daemon designs ;~;”
作者はツガイのデザインで、ニーナレキサンダーのトラウマを本当に呼び戻す必要があったのか……。
“That 1 demon who ambushed Gabby look like the Chimera girl-dog from FMA. I didnt need that reminded”
ガビーを待ち伏せしてたあの1体のツガイ、『鋼の錬金術師』のキメラの少女犬に見えた。
思い出したくなかったやつだ。
“What a cliffhanger”
なんて引きなんだ。
“Ah… Oh that’s terrifying.”
あ……。
あれは怖すぎる。
“And whoever these are only need Asa, not Yuru…?”
それで、こいつらが必要としているのはユルじゃなくてアサだけ……?
“Uh-oh.”
あっ、まずいやつだ。
笑い・ユーモア系
“It’s endearing how Yuru clearly sort of gets it but is still a little confused lol”
ユルが明らかに何となく分かってはいるのに、まだちょっと混乱してるのが微笑ましい(笑)
“Yuru would go stupid on a compound bow.”
ユルにコンパウンドボウを持たせたら、とんでもないことになりそう。
“The rabbit is funny af”
あの兎、マジで面白すぎる。
“LMAO Left running with her arms closed all the time.”
爆笑した。
左様、ずっと腕を閉じたまま走ってるのかよ。
“She must aura farm. At all times.”
彼女は常にオーラを稼がなきゃいけないんだ。
“Asa aura farming in those first two episodes with the eye patch and long trench coat only for her to be an open and proud bro-con is so funny”
最初の2話で眼帯とロングコート姿でオーラを出しまくってたアサが、実は堂々としたブラコンだったの面白すぎる。
“Hare and Tortoise made Left and Right insecure. Hare being smug was funny too”
兎と亀のせいで左右様が不安になってたのが面白かった。
兎が得意げなのも笑った。
“We saw a bit of it before, but did not expect Asa to be that much of a brocon lol”
前にも少し見えてはいたけど、アサがここまでブラコンだとは思わなかった(笑)
深い考察系
“Despite being five episodes in, I still can’t figure out whose group to trust because just when I thought we’ll have two opposing factions ( Higashi Village folk and the Kagemoris ), we’re also introduced to a third one this episode. And a rather aggressive one too.”
5話まで来たのに、いまだにどの陣営を信じればいいのか分からない。
東村の人々と影森家という2つの対立勢力になるのかと思ったら、今回さらに第三の勢力まで出てきた。
しかもかなり攻撃的なやつだ。
“Asuma ‘s appearance is so blatantly suspicious and is framed in such a way that points to him being involved in the attack. But then I remembered that this show did some bait and switch from the start, so I wouldn’t put it past them if he turned out to be innocent. I do wonder what his role is going to be though🤔.”
アスマの登場はあまりにも露骨に怪しいし、襲撃に関わっているように見える演出だった。
でもこの作品は最初からミスリードをやってきたことを思い出したから、彼が実は無実だったとしても驚かない。
とはいえ、彼がどんな役割になるのかは気になる🤔。
“I kinda dig how sensible of an MC Yuru is and it’s refreshing he handles things with some rationality. Unfortunately for Asa, the road to gaining Yuru’s trust is going to be a long one with how much the guy went through. He’s ought to foster some trust issues at this rate.”
ユルがかなり分別のある主人公なのがけっこう好きだし、物事を理性的に処理するのが新鮮だ。
ただアサにとっては残念なことに、ユルの信頼を得る道のりはかなり長くなりそう。
あれだけ色々あったら、そりゃ信用問題を抱えるようになるよ。
“I think it is safe to think that the village was inherently sketchy, After all, the parents felt it essential to escape with Asa. And the village sent assassins after them. And it created some sort of monster to masquerade as Asa (to make sure Yuru remained compliant). The Kagemori clan seems sketchy too (was the large-scale massacre required — were ordinary farmers implicated in the decisions of the village leaders), And now yet another group appears — that seems even more sketchy, Lots still to find out. I can’t imagine this season will be more than a prologue to the story,”
村が根本的に怪しかったと考えてもよさそうだと思う。
そもそも両親はアサを連れて逃げる必要があると感じていた。
それに村は彼らに刺客を送った。
さらにユルを従順なままにしておくために、アサを装う何らかの怪物まで作っていた。
影森家も怪しい。
あれほど大規模な虐殺は必要だったのか。
普通の農民たちまで村の指導者の決定に関与していたのか。
そして今度はさらに別の集団が現れた。
こっちはもっと怪しそうだ。
まだまだ分からないことが多い。
このシーズンは物語のプロローグ以上にはならない気がする。
“Honestly, I like that because it keeps you on your toes as you are waiting for answers. For Yuru to have a debate that Higashi Village is where he grew up, but they lied about Asa as the fake kept him in the village.”
正直、それが好きだ。
答えを待ちながらずっと油断できない状態にしてくれるから。
ユルにとって東村は自分が育った場所だけど、偽物のアサで彼を村に留めるために嘘をついていた。
そこに葛藤が生まれている。
“Kagemori holds the real Asa, who is actual family to him. On the flip side, they did attack their home.”
影森家は本物のアサを保護している。
彼にとって本当の家族であるアサを。
ただその一方で、彼らはユルの家を襲ったんだよな。
“So clearly, the twins’ names have everything to do with their powers, with one Daemon saying that Asa’s less effective at night, which is definitely worth taking advantage of now. It would also seem like she’s the more “valuable” twin atm, but I have a feeling when Yuru eventually unlocks his ability, he’d be just as much of a hot commodity or target for these shadowy figure(s)’ unsavory interests.”
明らかに双子の名前は能力と深く関係している。
あるツガイが、アサは夜だと効きにくいと言っていたから、今そこを突く価値は間違いなくある。
今のところアサのほうが「価値のある」双子に見えるけど、ユルがいずれ能力を解放したら、彼も同じくらい重要な存在、あるいはあの影のような連中のろくでもない目的の標的になる気がする。
“Tbf, her being separated from her brother for so long is the reason her first mode is even a thing, so it’s more like it’s a side-mode to her brother-loving one.”
まあ公平に言えば、彼女が兄と長い間離れ離れだったことが、最初のあのモードの理由でもあるんだよな。
だからあれは兄大好きモードの副産物みたいなものだと思う。
感動・共感系
“I thought the “can we hug” would be a one-off but I really like how she proceeded to bring it up again and again. Here’s hoping she does end up getting her hugs, preferably sooner rather than later.”
「ハグしていい?」は一回きりのネタだと思ってたけど、その後も何度も持ち出してくるのがすごく好き。
どうか最終的にはハグできますように。
できれば早めに。
“Give Asa her hugs”
アサにハグをあげてくれ。
“And Asa, for as long as she’s been separated with Yuru, she really really REALLY loves her brother. It’s as if her main/only personality is having a twin brother as awesome as Yuru.”
アサはユルと長い間離れ離れだった分、本当に本当に本当に兄のことが大好きなんだな。
まるで彼女の主な、というか唯一の個性が「ユルみたいにすごい双子の兄がいること」みたいになってる。
“We are literally seeing Asa in a slightly better light. We got Yuru who is beyond cautious, and Asa, who just wants affection from her family. Well, it makes sense given their parents went missing.”
文字通り、アサの印象が少し良く見えるようになってきた。
ユルはものすごく警戒心が強い一方で、アサは家族からの愛情を求めているだけなんだ。
まあ、両親が行方不明になっていることを考えれば納得できる。
“Asa just really wants to hug her brother. And considering it’s been 10 years since she’s really seen him I can’t really blame her.”
アサは本当に兄を抱きしめたいだけなんだ。
ちゃんと会うのが10年ぶりだと考えれば、彼女を責めることなんてできない。
“I don’t even know that one dude’s name, but him blushing at left immediately shot him up to top 3 favorite characters for me.”
あの男の名前すら知らないけど、左様に赤面した瞬間、俺の好きなキャラトップ3に一気に入った。
“How can Hidari be so baddass in one scene and than this in the next? I love her.”
左様はどうして、ある場面ではあんなにカッコいいのに、次の場面ではこんな感じになるんだ?
大好きだ。
“I understand Asa. Yuru is so cool lmao”
アサの気持ちは分かる。
ユル、めちゃくちゃカッコいいもんな(笑)
引用元: Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回も笑いあり、怖さあり、そして考察が一気に深まる回でした。
特に、どの陣営を信じればいいのか分からないという反応や、ユルの警戒心、東村という閉じた世界の嘘に注目したコメントは、哲学的にもとても面白いものがありました。
少し深掘りしてみましょう。
哲学から見るアニメ『黄泉のツガイ』
「どの陣営も信じられない」デカルトの方法的懐疑
“Despite being five episodes in, I still can’t figure out whose group to trust because just when I thought we’ll have two opposing factions ( Higashi Village folk and the Kagemoris ), we’re also introduced to a third one this episode. And a rather aggressive one too.”
5話まで来たのに、いまだにどの陣営を信じればいいのか分からない。
東村の人々と影森家という2つの対立勢力になるのかと思ったら、今回さらに第三の勢力まで出てきた。
しかもかなり攻撃的なやつだ。
このコメントは、フランスの哲学者 ルネ・デカルトの 「方法的懐疑」と深く重なります。
デカルトは、確かな真理にたどり着くために、少しでも疑わしいものは一度すべて疑ってみるという思考法を取りました。
『黄泉のツガイ』第5話の時点で、視聴者はまさにその状態に置かれています。
東村はユルが育った場所です。
しかし、偽物のアサを用意してユルを村に留めていた。
影森家は本物のアサを保護しているように見えます。
しかし、ユルの村を襲った側でもある。
そこへさらに、アサを狙うらしき第三勢力が現れる。
誰が正しく、誰が嘘をついているのか。
この物語では、視聴者が安易に「味方」と「敵」を決められないように作られています。
だからこそ、コメントのように「どの陣営を信じればいいのか分からない」という感覚が生まれるのです。
それは混乱ではなく、物語に対して誠実に向き合っている証拠でもあります。
デカルトが真理を探すためにすべてを疑ったように、視聴者もまた、東村、影森家、第三勢力の言葉や行動を一つずつ疑いながら、真実へ近づこうとしていますね。
「簡単には信じない主人公」ホッブズの自己保存
“I kinda dig how sensible of an MC Yuru is and it’s refreshing he handles things with some rationality. Unfortunately for Asa, the road to gaining Yuru’s trust is going to be a long one with how much the guy went through. He’s ought to foster some trust issues at this rate.”
ユルがかなり分別のある主人公なのがけっこう好きだし、物事を理性的に処理するのが新鮮だ。
ただアサにとっては残念なことに、ユルの信頼を得る道のりはかなり長くなりそう。
あれだけ色々あったら、そりゃ信用問題を抱えるようになるよ。
このコメントは、イギリスの哲学者 トマス・ホッブズの 「自然状態と自己保存の欲求」を思い出させます。
ホッブズは、人間は確かな秩序が失われた状態では、自分の生命と安全を守るために合理的に行動すると考えました。
ユルは、今回まさにそのような状態にいます。
故郷だと思っていた東村には嘘があった。
本当の妹だと思っていた存在は偽物だった。
影森家はアサのいる場所でありながら、同時に村を襲った相手でもある。
さらに新たな勢力まで現れ、誰が自分を利用しようとしているのか分からない。
そんな状況で、ユルがすぐに誰かを信じないのは冷たいからではありません。
より正しい判断をするための当然のことなのです。
ホッブズの言う自己保存とは、ただ怖がって逃げることではありません。
不確かな世界で生き延びるために、感情だけでなく理性を使うことです。
ユルが「アサと話す」と要求する場面にも、それが表れています。
怒りに任せて暴れるのではなく、まず真実を確認しようとする。
この冷静さがあるからこそ、ユルは海外視聴者からも「分別のある主人公」と評価されているのだと思います。
「偽物のアサという影」プラトンの洞窟の比喩
“Honestly, I like that because it keeps you on your toes as you are waiting for answers. For Yuru to have a debate that Higashi Village is where he grew up, but they lied about Asa as the fake kept him in the village.”
正直、それが好きだ。
答えを待ちながらずっと油断できない状態にしてくれるから。
ユルにとって東村は自分が育った場所だけど、偽物のアサで彼を村に留めるために嘘をついていた。
そこに葛藤が生まれている。
このコメントは、古代ギリシアの哲学者
プラトンの
「洞窟の比喩」と重なります。
プラトンの洞窟の比喩では、人々は洞窟の中で壁に映る影だけを見て、それを現実だと思い込んで生きています。
しかし外の世界に出ることで、自分が見ていたものが真実ではなく、ただの影だったと知るのです。
ユルにとっての東村は、まさにその洞窟のような場所でした。
そこは自分が生まれ育った場所であり、日常そのものだった。
しかし、その日常の中心にいた「アサ」は偽物でした。
村はユルに影を見せ、それを本物だと思わせていたのです。
外の世界に出たユルは、本物のアサ、影森家、ツガイ、そして自分の知らなかった世界の構造に直面します。
それはプラトンの比喩で言えば、洞窟の外に出て太陽の光を浴びるような体験です。
ただし、その光は優しいものではありません。
真実を知ることは、安心を与えるとは限らない。
むしろ、自分が信じていた過去を壊してしまうこともある。
それでもユルは、もう洞窟の中には戻れません。
偽物の影ではなく、本物のアサと向き合うために、彼は真実のほうへ進むしかないのです。
まとめと感想
『黄泉のツガイ』第5話も面白かったですね!
ユルと左右様の連携は格好いいですし、左様の走り方や兎と亀のやり取りには海外勢もかなり笑っていました。
そして何より、アサのブラコンっぷりが思った以上に強くて、そこに反応する声が本当に多かったです。
ただ、東村も怪しい。影森家も怪しい。
そして今回、さらに第三勢力まで登場しました。
誰が正しいのか、誰が嘘をついているのか、まだまだ見えてきません。
ユルは本当に慎重で、誠実で、観ていて安心できる主人公ですね。
この兄妹の距離がどう縮まっていくのか、今後も大きな見どころになりそうです。
海外の反応でも、笑い、恐怖、考察、共感がバランスよく盛り上がっていました。
第6話以降、話がさらに掘り下げられていくのか楽しみです!
黄泉のツガイ 関連グッズ
©Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI





