アニメ『黄泉のツガイ』第6話。
海外では「アサの能力が強すぎる」「影森家が思った以上に物騒」「この作品、実質ヤクザ抗争では?」といった反応が盛り上がっていました。
さっそく、Redditを中心とした海外の反応を一気にご紹介します!
そして後半では、哲学的に面白いコメントをじっくり深掘りしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
アニメ『黄泉のツガイ』第6話 海外の反応|アサの能力が強すぎる&影森家が物騒すぎる!
海外の反応まとめ【ネタバレあり】
衝撃・驚きの反応
“God how busted is Asa, she can forcefully break somebody’s daemon contract just like that, although maybe the poor bond between these two and their master made it easier.”
アサってどれだけ壊れ性能なんだよ。 他人のツガイ契約をあんなふうに強制的に壊せるなんて。 まあ、あの2体と主人との絆が弱かったからやりやすかったのかもしれないけど。
“It’s crazy that guy even had the gall to treat daemons like that and say it to their faces despite knowing they’re sapient. I wonder if we’ll ever see cases of daemons rebelling against their masters while under contract.”
あの男、ツガイに知性があると分かっているのに、あんな扱いをして本人たちの前で言える度胸がすごい。 契約中のツガイが主人に反逆するケースもいつか見られるのかな。
“Being able to break contracts is OP.”
契約を破壊できる能力は強すぎる。
“I might be completely off here, but the bald guy seems a bit suspicious. He was supposed to guard the entrance to the barrier, but somehow a large group of unknowns managed to get inside.”
完全に見当違いかもしれないけど、あのハゲの男がちょっと怪しく見える。 結界の入口を守っているはずだったのに、なぜか正体不明の大人数が中に入り込めているんだよな。
“In episode 4, Left threw him to a pillar, leaving cracks on it yet he didn’t even flinch. Then he managed to catch the tooth Yuru threw at him mid-air. His physical ability is definitely not of an average Joe.”
第4話で左様が彼を柱に投げつけて、柱にヒビが入ったのに彼はまったく動じなかった。 そのあとユルが投げた歯を空中でキャッチしていたし、身体能力は明らかに普通の人間じゃない。
“Yeah he is the only one seen killing someone fleeing and surrendering something doesn’t add up.”
そうなんだよ。 逃げて降参している相手を殺していたのは彼だけだったし、何か引っかかる。
“For all the goofiness and quirky quips, man these people are really ruthless deep down. Even Yuru has that kill or be killed mindset ingrained in him despite only recently learning of the conspiracies that surround him and his sister, and the existence of (powerful) daemons for that matter.”
ふざけたやり取りや変な軽口が多いのに、この人たち根っこの部分では本当に容赦ない。 ユルでさえ、自分と妹を取り巻く陰謀や強力なツガイの存在を最近知ったばかりなのに、すでに「殺すか殺されるか」の考え方が染みついている。
“While Yoru is aiming for nonvitals, the Kagemoris are straight up going for kill shots.”
ユルは急所を外して狙っているのに、影森家は普通に殺しにいっている。
笑い・ユーモア系
“And I’ve named my partners! Trying to live I see”
「それに俺は相棒たちに名前も付けてる!」
生き残ろうとしてるな、こいつ。
“The two little daemons also nodding their heads to agree 🤣”
小さいツガイ2体も同意するようにうなずいてるの笑った🤣
“Yuru must deny Asa her hugs for several episodes so that when the brocon gets her hugs it’s a moment of profound catharsis. We might see new powers or a second form or something.”
ユルは数話くらいアサのハグを拒み続けるべきだ。 そしてブラコンの彼女がついにハグを手に入れた瞬間、深いカタルシスが生まれる。 新能力とか第二形態とか見られるかもしれない。
“This is like the most FMA-ass shot in this show so far. lol”
この作品で今のところ一番『鋼の錬金術師』っぽいカットだった(笑)
“didnt that hidden swordsman look like Greed from FMAB. Mangaka really did reuse all the characters design in this anime”
あの隠れていた剣士、ハガレンFAのグリードに似てなかった? 漫画家、本当にこのアニメでキャラデザを再利用してるな。
“greed mixed with some ling. noda does this as well, all his golden kamuy characters appear almost exactly the same in his new hockey manga lol.”
グリードにリンを少し混ぜた感じだな。 野田先生も同じことしてるよ。 ゴールデンカムイのキャラが、新しいホッケー漫画でもほぼそのまま出てくる(笑)
“Reminds me more of Kimblee tbh.”
正直、自分はキンブリーの方を思い出した。
“We can immediately tell he’ll be an important character in the future 👍”
彼が今後重要キャラになるって、すぐ分かるやつだね👍
深い考察系
“It’s interesting how the framing of the story treats killing as morally neutral, so far. But in this episode Gabby having such a strong emotional reaction towards that guy suggests that using other people, and going so far as to deny their individuality, is the greater sin.”
この物語の描き方が、今のところ殺しを道徳的に中立なものとして扱っているのが興味深い。 でも今回、ガブちゃんがあの男に強く感情的な反応を見せたことで、他者を利用し、その個性まで否定することの方がより大きな罪だと示しているように感じる。
“Small PSA in case you are too focused on subtitles. People from the village including Left and Right can’t understand borrowed words like Counter or Cancel, English in general, so Asa finds Neutralize but in Japanese. Props to Arakawa-Sensei for thinking things through.”
字幕に集中しすぎている人向けのちょっとした補足。 左様や右様を含む村出身の人たちは、「カウンター」や「キャンセル」みたいな外来語、つまり英語全般を理解できない。 だからアサは日本語で「無効化」に当たる言葉を探している。 そこまで考えている荒川先生はさすがだ。
“Yeah, I sensed as much when Right parroted the word ‘cancel’ back to Asa as if it’s the first time he’s heard of such terminology–which is in fact the case lol I’m more curious about this Break and Seal stuff and just how impactful or destructive they can be as I took all this “natural enemy” talk as Right and Left being created as a fail-safe switch–break glass in case of emergency sort of last resort to prevent a potential calamity from happening.”
うん、右様が「キャンセル」という言葉を初めて聞いたみたいにアサに聞き返した時点で、そんな感じはしていた。 実際そうなんだけど(笑) それより自分は「解」と「封」の方が気になる。 どれだけ影響力があるのか、どれだけ破壊的なのか。 「天敵」という話を聞く限り、右様と左様はフェイルセーフとして作られた存在なんじゃないかと思った。 緊急時にガラスを割るタイプの、災厄を防ぐための最後の手段みたいなものとして。
“One clear distinction between the twins happens when they are separated. More or less, Yuru was about business as usual. For Asa, though, she definitely has serious trauma from Higashi Village.”
双子のはっきりした違いは、二人が引き離されたときに出ている。 ユルは多かれ少なかれ普段通りだった。 でもアサの方は、東村での出来事にかなり深刻なトラウマを抱えているのが分かる。
“I found this story makes a lot more sense if you look at it through the lens of rivaling mafia/yakuza gangs.”
この物語は、対立するマフィアやヤクザの抗争という視点で見ると、かなり分かりやすくなると思った。
“Essentially it just so happens one mafia keep it’s non-combatants in a village a few hundred years in the past instead of in the mansion.”
要するに、片方のマフィアが非戦闘員を屋敷ではなく、数百年前みたいな村に置いているだけなんだよな。
“Show is basically mafia and yakuza families with Demons instead of guns…Wait they have guns also. Its just gangs with magic and demons added.”
この作品って基本的には、銃の代わりに悪魔を使うマフィアやヤクザ一家の話だよね。 待てよ、銃も持ってるな。 つまり魔法と悪魔が追加されたギャングものだ。
“Maybe everyone is limited to one set of daemons? I don’t think we’ve seen more than that and it would make sense that she would want to remain without one to be able to steal her opponents like she did.”
もしかして、みんなツガイは一組までしか持てないのかな? 今のところそれ以上を見た覚えがないし、アサが自分のツガイを持たないでいたい理由としても筋が通る。 今回みたいに相手のツガイを奪えるようにするために。
感動・共感系
“Just hug this jaded woman bro 😭”
もうこのすさんだ女を抱きしめてやれよ兄ちゃん😭
“Can’t even imagine looking Left in the eye and trying the “you’re just livestock” treatment on her (though I guess part of it is she, Right and that one lady on a horse are the seemingly the only daemons with humanoid forms) Personally hoping Asa names them Tofu and Sesame.”
左様の目を見ながら「お前はただの家畜だ」みたいな扱いをするなんて想像もできない。 まあ、左様と右様、あと馬に乗ったあの女性くらいしか人型のツガイがいないように見えるのもあるけど。 個人的にはアサがあの2体に「豆腐」と「ごま」って名前を付けてほしい。
“I love the contrast of the siblings. Asa has an insane power and her newly acquired daemons have very good crowd control ability. Meanwhile Yuru is currently without special power but he has down-to-Earth talent of an excellent hunter (I really love that Yuru needed some adjustment on a random bow he picked up, rather than magically being able to use a newly acquired weapon at ease).”
兄妹の対比が好きだ。 アサはとんでもない能力を持っていて、新しく得たツガイも集団制圧にすごく向いている。 一方でユルは今のところ特殊能力はないけど、優れた猟師としての地に足のついた才能がある。 特に、拾った弓を魔法みたいにすぐ使いこなすのではなく、ちゃんと調整が必要だったところがすごく好き。
“Interesting to learn who can nullify who’s ability. Asa being afraid of the dark and then her apparently having died once has made me more curious about her past, hopefully we’ll get a look into that soon.”
誰が誰の能力を無効化できるのか知れたのが面白い。 アサが暗闇を怖がっていること、それに一度死んだらしいこともあって、彼女の過去がますます気になってきた。 近いうちに見られるといいな。
“It’s interesting how Asa has the same memories of being caged like the fake Asa. Which means the fake Asa wasn’t being locked up to keep Yoru in the village, Asa was always imprisoned for some reason…”
偽アサと同じように、アサにも檻に入れられていた記憶があるのが興味深い。 つまり偽アサはユルを村に留めるために閉じ込められていたわけじゃなくて、アサはもともと何らかの理由でずっと幽閉されていたということだ。
“Asa lived in a pitch-black cage until her parents ran away with her. The fake asa was created based on the asa before the escape, so she looked young.”
アサは両親が彼女を連れて逃げるまで、真っ暗な檻の中で暮らしていた。 偽アサは逃げる前のアサを元に作られたから、幼い姿をしていたんだ。
“Asa’s PoV as a child, living inside a dark cage and being separated from her family, makes me realize how uncanny the cheerfulness of fake Asa was.”
子どもの頃のアサの視点、暗い檻の中で暮らし家族から引き離されていたことを考えると、偽アサのあの明るさがどれだけ不気味だったのか分かってくる。
“That’s always a small detail that sometimes anime set in old periods forget. Anglicisms are a very modern thing in Japanese, so it’s great that the author included that linguistic disparity between Right and Asa.”
古い時代を舞台にしたアニメが時々忘れがちな細かい部分だよね。 日本語における英語由来の言葉はかなり現代的なものだから、右様とアサの間にその言語的なズレを入れているのは素晴らしい。
引用元: Reddit
海外の反応、いかがでしたか?
今回は、アサの能力の異常な強さ、影森家の容赦のなさ、そしてツガイを「道具」として扱うことへの違和感に注目が集まっていました。
実はこの中に、哲学的にとても興味深いコメントがいくつかありました。
少し深掘りしてみましょう。
哲学から見るアニメ『黄泉のツガイ』
「知性ある存在を道具にする罪」カントの定言命法
“It’s interesting how the framing of the story treats killing as morally neutral, so far. But in this episode Gabby having such a strong emotional reaction towards that guy suggests that using other people, and going so far as to deny their individuality, is the greater sin. Wonder if it’ll continue as a theme later on.”
この物語の描き方が、今のところ殺しを道徳的に中立なものとして扱っているのが興味深い。 でも今回、ガブちゃんがあの男に強く感情的な反応を見せたことで、他者を利用し、その個性まで否定することの方がより大きな罪だと示しているように感じる。 このテーマが今後も続くのか気になる。
このコメントは、ドイツの哲学者イマヌエル・カントの思想と深く重なります。
カントは、理性を持つ存在を単なる手段として扱ってはならず、常に同時に目的として扱わなければならないと考えました。
つまり、相手を自分の利益のための道具としてだけ使うことは、人間の尊厳を踏みにじる行為だということです。
今回の敵は、ツガイに知性があると分かっていながら、それを家畜のように扱いました。
そこにガブちゃんが激しく反応したのは、単なる戦闘上の怒りではありません。
「自分たちは物ではない」「名前も感情もある存在なのだ」という叫びに近いものだったように思います。
『黄泉のツガイ』の世界では殺し合いそのものは淡々と描かれます。
しかし、知性ある存在の人格を否定し、道具として消費することには強い嫌悪が向けられている。
そこにこの作品独自の倫理観が見えてきます。
「殺すか殺されるか」ホッブズの自然状態
“For all the goofiness and quirky quips, man these people are really ruthless deep down. Even Yuru has that kill or be killed mindset ingrained in him despite only recently learning of the conspiracies that surround him and his sister, and the existence of (powerful) daemons for that matter.”
ふざけたやり取りや変な軽口が多いのに、この人たち根っこの部分では本当に容赦ない。 ユルでさえ、自分と妹を取り巻く陰謀や強力なツガイの存在を最近知ったばかりなのに、すでに「殺すか殺されるか」の考え方が染みついている。
このコメントは、イギリスの哲学者トマス・ホッブズが説いた「万人の万人に対する闘争」を思わせます。
ホッブズは、国家や法が十分に機能しない状態では、人間は自己保存のために互いを警戒し、争い続けると考えました。
そこでは正義や悪よりも先に、生き残ることが最優先になります。
今回の影森屋敷での戦いは、まさにその自然状態に近いものでした。
襲撃者が来た瞬間、交渉や説得よりも先に戦闘が始まる。
影森家は急所を狙い、ユルもまた狩人として相手を仕留める判断をためらわない。
ユルはつい最近まで村で暮らしていた少年ですが、山で生きる猟師としての感覚はすでに「命のやり取り」に慣れています。
だからこそ、現代社会の倫理よりも、ホッブズ的な生存の論理が先に出る。
この作品の怖さは、キャラクターたちが陽気に会話しながらも、必要となれば一瞬で殺し合いの世界に戻れるところにあります。
「主人とツガイの関係」ヘーゲルの主人と奴隷の弁証法
“It’s crazy that guy even had the gall to treat daemons like that and say it to their faces despite knowing they’re sapient. I wonder if we’ll ever see cases of daemons rebelling against their masters while under contract. Gabby took his insult personally and was about to kill him.”
あの男、ツガイに知性があると分かっているのに、あんな扱いをして本人たちの前で言える度胸がすごい。 契約中のツガイが主人に反逆するケースもいつか見られるのかな。 ガブちゃんはあの侮辱を個人的に受け止めて、殺しかけていた。
このコメントは、ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの「主人と奴隷の弁証法」を連想させます。
ヘーゲルは、支配する者と支配される者の関係は一方的なものではなく、やがてその関係自体が揺らいでいくと考えました。
主人は奴隷を支配しているように見えます。
しかし実際には、主人の生活や力は奴隷の働きに依存しています。
そして奴隷の側も、労働や経験を通じて自己意識を獲得していく。
『黄泉のツガイ』における主人とツガイの関係も、まさにこの緊張感をはらんでいます。
契約によって従わせているように見えても、ツガイは意志を持ち、感情を持ち、侮辱に怒る存在です。
その存在を単なる所有物として扱えば、関係はいつか破綻する。
今回アサが契約を破壊したことで、その支配関係がいかに脆いものかが一気に見えてきました。
今後、ツガイたちが主人に対してどのような意志を示していくのか。
このテーマは作品全体の大きな軸になりそうです。
まとめと感想
『黄泉のツガイ』第6話も面白かったですね!
私はなんだかハガレンの頃を思い出して嬉しくなりました!
アサの「契約を壊す」能力が想像以上に強力で、海外でも一気に話題になっていましたね。
しかも、ただ強いだけではなく、ツガイと主人の関係そのものを揺るがす能力なのが面白いところです。
海外のコメントで「アサがあの2体に「豆腐」と「ごま」って名前を付けてほしい。」で吹き出してしまいました。
確かにゴマ豆腐に似ている(笑)
ツガイを家畜のように扱う敵に対して、ガブちゃんが本気で怒る場面も印象的でした。
この作品、戦闘や陰謀の面白さだけではなく、「知性ある存在をどう扱うべきか」という倫理の問題もかなり濃いですね。
そしてユルとアサの兄妹の対比も良かったです。
アサは規格外の能力を持ち、深いトラウマも抱えている。
一方のユルは特殊能力がない代わりに、狩人としての身体感覚と判断力がある。
二人が同じ場所に立ったことで、これからどう関係が変化していくのか楽しみです。
それにしても影森家、思っていた以上に物騒です。
明るい会話と殺伐とした判断のギャップがすごい。
海外コメントにもありましたが、これはもうツガイと銃と魔法が入り混じったヤクザ抗争ですね。
次回もますます不穏な展開になりそうで楽しみです!
黄泉のツガイ 関連グッズ
©Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI




